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2018年2月9日 フィスコ

日経平均は大幅下落、インデックスに振らされない中小型株への見直し

 日経平均は大幅下落。705.10円安の21185.76円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えている。8日の米国市場では政府機関の閉鎖や長期金利上昇の懸念が強まり、NYダウは再び1000ドルを超える下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比770円安の21170円となり、これにサヤ寄せする格好から、インデックスに絡んだ売買により、幅広い銘柄が売られる格好となった。売り一巡後は21400円処まで下げ幅を縮める場面もみられたが、ボラティリティーの指数を含め指数連動のデリバティブ取引の解消に伴う警戒感は強く、前引けにかけては再び下落幅を拡大させている。
 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1900を超えており、全面安商状。セクターでは33業種全てが下落しており、鉱業、石油石炭が5%を超える下げとなっている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<%%%9983%%%>、ファナック<%%%6954%%%>、東エレク<%%%8035%%%>、信越化<%%%4063%%%>、京セラ<%%%6971%%%>が重しになっている。

 日経平均は直近安値水準での推移となっており、6日の長い下ヒゲを埋めてしまっている。目先底が意識しづらく、先安感から押し目買いも入りづらい状況である。200日線が20955円辺に位置しているが、同線が支持線として機能するかを引き続き見極めたいところ。一方で、週足では26週線を割り込み、20690円辺に位置している52週線が意識されてきている。200日線で踏ん張りをみせたとしても、手掛けづらい状況が続きそうである。

 とはいえインデックスに絡んだ売買で下押ししているため、これに振らされない中小型株の一角などには決算評価の動きもみられている。本日は500社程度の企業決算が予定されているが、足元の調整で需給整理が進捗していることもあり、アク抜けを意識した押し目狙いの動きが意識されやすいだろう。
(村瀬 智一)