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2012年4月16日 フィスコ

欧州不安の再燃で日経平均は下落、米決算に注目へ【クロージング】

16日の日経平均は下落となり、167.35円安の9470.64円(出来高概算15億2000万株)
で取引を終えた。欧州不安の再燃が嫌気された先週末の欧米株安の流れを受けて、金
融株や輸出関連を中心に売りが先行。日経平均は再び9500円を割り込み、先週末の上
昇部分を帳消しにしている。前引け段階でTOPIXの下落率が1.0%を超えていたことも
あり、後場寄り付き直後には下げ渋る局面もみられた。しかし、為替市場ではドル・
円が1ドル=80円台、ユーロ・円が1ユーロ=104円台と円高が嫌気され、結局は本日
の安値圏で取引を終えている。膠着感の強い相場展開であり、売買代金は9860億円
と、5営業日ぶりに1兆円を下回っている。

今晩の欧州市場の動向を見極めたいとのムードがあるようだ。また、米決算が本格化
するなか、決算を受けての米国市場の動向も気掛かりといったところか。日経平均は
オープニング・ギャップでのスタートから、5日線および一目均衡表の雲上限を割り
込んでしまった。ボリンジャーバンドの-2σと-1σとのレンジ内での推移であり、調
整トレンドのなかでのリバウンド局面に移ることは出来なかった。物色の流れは低位
材料株などへの短期値幅取り狙いにシフトしており、全体相場の方向感は掴みづらく
なりそうだ。

先週の下げで米国なども調整局面入りが意識されている。本格化する決算がポジティ
ブに評価され、相場をけん引するかを見極めたいところ。まずは、今晩のシティグル
ープの決算が注目される。