最新株式ニュース
2012年4月18日 フィスコ

インデックス主導、ここからの上昇がシグナル転換への正念場

 日経平均は大幅に反発。202.55円高の9667.26円(出来高概算16億7000万株)で取
引を終えた。スペイン国債の入札が無事に通過したこと、国際通貨基金(IMF)が世
界経済の成長予想を約1年ぶりに上方修正したことや、米主要企業の予想を上回る決
算などを好感した欧米市場の上昇の流れを引継いだ。日経平均はシカゴ先物にサヤ寄
せする格好からのオープニング・ギャップで始まり、3日ぶりに9600円を回復した。
その後は狭いレンジでのこう着相場が続いていたが、後場に入ると次回の金融政策決
定会合での追加的な金融緩和策期待による円安の流れや、上海指数が一段高となった
ことが材料視されて先物主導で一段高に。上げ幅は200円を超え、週初の下落部分を
吸収する格好に。景気敏感セクターを中心に幅広い銘柄が上昇しており、東証1部の
値上がり数は全体の8割を超えていた。
 欧州不安が和らいだことや追加緩和期待によって円安に振れたことが安心感につな
がったようだ。しかし、後場からの上昇は先物主導によるインデックスに絡んだ商い
の影響が大きいだろう。指数インパクトの大きいファナック<6954>が一時3営業日ぶ
りに15000円を回復したほか、260円高で終えたFリテイ<9983>については後場寄り付
ではマイナスだった。東証1部の売買代金については、辛うじて1兆円を回復している
状況である。短期トレンドが転換しつつあるなか、戻り売り圧力が強まりやすいここ
からの上昇が、トレンド転換への正念場となりそうだ。
 海外など外部要因の影響に振らされやすく、指値状況が薄い中でインデックス売買
に大きく影響を受けている。戻り売りを吸収しつつ9800円辺りを捉えてくるようだ
と、27日の金融政策決定会合に向けて、リバウンド余地が拡大する可能性はありそう
だ。
(村瀬智一)