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2012年4月20日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):海運セクター、JFEHD、東芝など

海運セクター
業種別上昇率トップで全面高の展開に。バルチック指数の上昇報道が伝わっており、
買い材料視される状況とみられる。3ヶ月ぶりに1000台に乗せたとされているが、昨
日も2%超の上昇となっている。また、SMBC日興証券では、今期ガイダンスについ
て、海運大手3社は市場予想を大きく上回る可能性があると指摘、株価は再び直近高
値トライを目指す動きになると判断しているようだ。なお、ばら積み船のウェイトが
相対的に高いと見られる第一中央汽船<9132>の賑わいが目立つ。

JFEHD<5411>:1540円(前日比-70円)
売り先行で下落率上位。中期経営計画に関する報道が伝わっている。15.3期売上高は
4兆円、売上高経常利益率は10%を目指すとしているほか、3年間の設備投資額は1兆
円、直前の3年間比で25%増にするとも報じられている。利益目標は市場想定を上回
る内容であるが、設備投資規模は現在の需給状況の中で過剰との懸念が先行する格好
のようだ。財務体質の悪化などが想定される展開に。

東芝<6502>:327円(同-11円)
売り先行の展開。米サンディスクが決算を発表、第1四半期決算は市場予想を下回
り、その後の時間外取引で約14%の急落となっている。価格や需要が伸び悩んでいる
ことが背景、第2四半期も同様のトレンドが継続するとみられているようだ。フラッ
シュメモリーの競合となる同社にも警戒感が波及する展開に。なお、ADRでの反応は
乏しかったようだ。

コマツ<6301>:2376円(同+9円)
小幅高。シティが投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も2850円に引き上げ
ており、ポジティブに捉えられているようだ。シティでは、中国以外の市場で建機の
拡大が続いており、今期営業利益はコンセンサスをやや上回る水準で予想している。
中国は今期売上高の11%にまで構成比は低下するとみているようだ。株価のアウトパ
フォームは続いているが、依然として割安感が強い状況とも。

丸紅<8002>:570円(同+12円)
しっかり。BNPパリバが同社の投資判断を新規に「バイ」、目標株価を830円としてい
ることが買い手掛りとなっている。BNPパリバでは総合商社セクターのカバレッジを
開始、セクター判断は「ニュートラル」としている。個別では、同社のほかに伊藤忠
<8001>と住友商事<8053>を買い推奨、なかでも同社をトップピックとしている。目標
株価までのアップサイドの大きさが買いインパクトにつながる。

AOKIHD<8214>:1632円(同+72円)
大幅反発。2012.3期営業利益が140億円弱となり、前期比26%程度の増益になったと
の観測報道が伝わっている。従来予想は第3四半期決算時に上方修正した121億円であ
った。市場予想も会社計画並みであったと見られ、足元の収益拡大ペースの早まりが
ポジティブなインパクトにつながる。3月30日以来の高値更新で2008年6月以来の高値
水準に。

エスバイエル<1919>:172円(同-5円)
売り優勢。前日に決算説明会が開催されており、ネガティブ材料につながっているよ
うだ。中期売上高目標を下方修正、2013.2期売上高計画はすでに下方修正済みだが、
2014.2期は1200億円から800億円強に、2015.2期は1760億円から1400億円強へ引き下
げているもよう。ヤマダ電機<9831>との提携効果発現の遅れなどが背景と。また、ヤ
マダ電機による完全子会社化などの可能性は全く無いとも明言しているもよう。


新日本理化<4406>:685円(同-27円)
軟調。同社は前日に業績修正を発表、営業利益は6.4億円から4.2億円に下方修正の一
方、最終利益は7.7億円から8.6億円に上方修正している。投資有価証券売却益の発生
などが先に伝わっていたことから、最終利益の上方修正は想定線、本業ベースの下振
れをマイナス視する動きが先行の状況。今週は需給思惑が強まって急伸したことで、
週末要因に伴う短期資金の換金売り圧力も強まる格好とみられる。

ウエストHD<1407>:1025円(同+48円)
買い先行。メガソーラーへの投資拡大が報じられており、メガソーラー関連の位置付
けとして関心が高まっている。オリックス<8591>が300億円規模の投資ファンドを作
って建設資金を集めるなど、資金面の支えが電源多様化を後押しする効果がありそう
だと。同社については、和歌山や岡山県にメガソーラーを開設するなど、太陽光発電
事業の拡大に期待感が先行へ。

ジェイアイエヌ<3046>:1375円(同+46円)
大幅反発。野村が投資判断「バイ」を継続し、目標株価を1100円から1600円へと引き
上げたことが好感されている。特徴ある商品に絞り込むことで原価低減と品質向上を
追求、販促を強化し認知度を高めつつ出店により顧客接点を増やし、業績拡大が続く
と予想している。12年8月期の予想営業利益については、従来の21億円から23億円へ
と引き上げへ。

ITM<2148>:396円(同+48円)
大幅続伸。前期営業利益予想を1.0億円から1.4億円へ、最終利益予想を2200万円から
1.7億円へとそれぞれ上方修正したことが評価材料視されている。スマートフォンを
はじめとする情報家電などコンシューマー向けの広告出稿が、引き続き好調に推移し
たことが寄与した。昨年10月にも営業利益予想を1700万円から1.0億円へと引き上げ
ており、相次ぐ大幅な上方修正にポジティブなインパクトが強まっている。


エムティーアイ<9438>:99600円(同-3200円)
続落。通期の営業利益見通しを27億円から18億円へと下方修正したことが嫌気されて
いる。スマートフォン向け有料会員数は拡大が続く一方、フィーチャーフォン向け有
料会員数の減少傾向が続き、全体の有料会員数は緩やかな拡大に留まる見込み。ま
た、スマートフォン向けの広告宣伝費を積極投入することが収益圧迫要因に。なお、
上期営業利益見通しについては、10億円から11.5億円へと引き上げへ。

ウチヤマHD<6059>:1460円
本日ジャスダック市場に新規上場し、初値は公開価格を約4%下回る1421円となっ
た。介護事業やカラオケ事業、飲食事業などを展開することから事業内容に目新しさ
が乏しかったほか、公開規模が約20億円と大きく需給面が重しに。初値形成後につい
ては、ニチイ学館<9792>やSMS<2175>など介護関連株の直近の上昇などが支援材料
となり底堅い動きとなっている。