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2012年4月23日 フィスコ

まずは戻りを試す展開、こう着続くなら材料株に集中

 日経平均は小幅に続落。27.88円安の9533.48円(出来高概算7億9000万株)で前場
の取引を終えている。週末のNYダウの上昇を受けて、景気敏感セクターの主力銘柄を
中心に買いが先行し、日経平均は寄り付き直後に9600円を回復す局面をみせた。しか
し、為替市場では対ドル、対ユーロともに円高に振れるなか、先物主導で下げに転じ
てしまった。買いが先行した景気敏感セクターも、その後は下げに転じる銘柄が目立
ち、東証1部の騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めている。
 物色は材料株物色が強まり、足元で強いトレンドが続いている明和産<%%%8103%%%>が1990
年8月以来の水準を回復。また、7月に始まる再生可能エネルギーの全量買い取り制度
について、買い取り価格を1キロワット時あたり税込みで42円とする方向で調整に入
ったと報じられたことを受けて、ウエストHD<%%%1407%%%>が一時ストップ高を付けるなど、
太陽光関連が軒並み強い値動きに。
 寄り付き直後は鉄鋼、電気機器、卸売、非鉄金属、不動産、精密機器、機械、医薬
品、輸送用機器など景気敏感セクターを中心にした上昇がみられたが、前引けでは医
薬品、水産農林、食料品が上位だった。指数インパクトの大きい銘柄では、Fリテイ
<%%%9983%%%>、ファナック<%%%6954%%%>のほか、アドバンテスト<%%%6857%%%>、信越化<%%%4063%%%>、ニコン
<%%%7731%%%>が弱い値動きである。景気敏感セクターと、指数インパクトの大きい値がさの
一角が切り返せるかが注目される。
 注目された中国の4月のHSBC製造業PMIは49.1だった。前月を上回ったことが評価さ
れるほか、50を下回っていることで緩和期待が残されるため、見直しに向かうかが注
目されよう。そのほか、材料株物色が活発である。日経平均のこう着が一段と強まる
ようだと、仕手系色の強い材料株のほか、再生可能エネルギーの買い取り価格の報道
を受けた関連銘柄を物色する流れが続きそうだ。
 とはいえ、金融緩和期待から下を売り込む流れは考えづらい。日経平均の9500円処
での底堅さが意識されるなか、まずは戻りを試す展開を期待したいところである。
(村瀬智一)