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2012年4月24日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):ANA、アドバンテスト、コマツなど

ANA<9202>:230円(前日比+8円)
買い先行の展開。同社は前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は900億円から
970億円に、最終利益は200億円から280億円にそれぞれ上方修正している。営業利益
は過去最高の水準に達しているほか、期末配当金も従来の2円から4円に引き上げへ。
コスト削減が想定以上に進捗しているとの評価が高まる格好。中期経営計画で示した
今期の営業利益計画1100億円の達成も可能との見方に。

アドバンテスト<6857>:1184円(同+66円)
買い優勢で上昇率上位。1-3月期営業損益は60億円強の黒字となり、3四半期ぶりに黒
字に浮上したもようとの観測報道が伝わっている。会社側の従来計画線の内容であ
り、コンセンサス比較でのサプライズも乏しいが、前通期営業黒字の確保などで安心
感、買戻しの動きなども優勢となっているもよう。受注実績がやや会社計画を上回る
水準となっていること、米TIが決算発表を受けて時間外で上昇していることなどはプ
ラス材料に。

コマツ<6301>:2424円(同+21円)
プラス転換。上海総合指数や香港ハンセン指数がプラス圏に転じたことなどが材料視
された格好。今日24日は、今期営業利益は前期推定比約2割増の3100億円前後になる
見通しとの観測報道が伝わっている。新興国向けの鉱山機械や米国向けの建機などが
伸び、中国向けの伸び悩みを補う見込みとされている。ただ、アナリストコンセンサ
ス上の水準ではあり、好業績は織り込み済みとの見方から特に好材料視はされていな
い。なお、前期実績は従来予想を下回ったとされており、市場予想も下回る水準にな
っている。

東芝<6502>:331円(同+4円)
堅調。エルピーダ支援企業としての2次入札に参加しない方向で検討に入ったと報じ
られている。ここまでは、SKハイニックスと共同での2次入札を模索していた。足元
の株価は、サンディスクの決算を受けたNANDフラッシュの先行き懸念のほか、エルピ
ーダ支援負担への警戒感で調整色を強めていたこともあり、短期的な安心感がリバウ
ンドのきっかけにつながる格好となっている。

グリー<3632>:2200円(同-44円)
マイナス転換。同社などSNS6社で構成する協議会は昨日会合を開き、18歳未満の利用
限度額を月1万円以下に設定することで合意したと伝わっている。利用制限に伴う業
績への影響は避けられないとの見方だが、法的規制への警戒感がこれまで株価の重し
となっていたことで、自主規制の発表が寄り付き後はひとまず安心感につながってい
た。ただ、株価の上値の重さが意識されると、戻り売り圧力が強まる格好となってい
る。

ヤクルト<2267>:2980円(同-95円)
反落。仏ダノンの株式買い増し報道を受けて、前日はTOBプレミアム期待から急騰し
たものの、本日は過度な期待感も後退で、一転して戻り売り優勢の展開に。UBSでは
投資判断を「ニュートラル」から「セル」に格下げ、目標株価は2430円としている。
騰勢を強める株価でダノンが買い増すかは疑問、良好な関係を維持することを優先す
るとみられるため、敵対的TOB実施の可能性は低いとも。最大にみても上値のメドは
3200円前後としているようだ。

理経<8226>:114円(同+13円)
急伸。前日に発表した業績上方修正、並びに復配実施が手掛かり材料に。通期営業利
益は従来予想0.3億円から1.0億円に上方修正、高収益の伝送配信システムや大学向け
案件が好調で、収益率が高まったもよう。また、未定としていた期末配当金は3円配
を実施と発表、4期ぶりの復配実施となる。株価の値頃感も妙味に短期資金の物色の
矛先が向かう展開となっている。

角川GHD<%%%9477%%%>:2202円(同-186円)
下落率トップ。同社は前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は85.0億円から
56.5億円に減額修正へ。第3四半期累計で55億円を計上していたため、1-3月期はほぼ
収支均衡ライン、想定以上の業績悪化と捉えられている。雑誌の販売部数急減、シネ
コン事業の大幅な減少などが業績悪化の背景に。

明星工業<1976>:248円(同+11円)
買い優勢の展開。同社は前日に業績予想の上方修正を発表、通期営業利益を11.0億円
から16.3億円に上方修正、一転して増益となったもよう。第3四半期累計時点では、
7.3億円で前年同期比50%減益だったため、大幅上方修正はポジティブなインパクト
に。0.5倍のPBRなどから、水準訂正を期待する動きにも。

フェローテック<6890>:779円(同+8円)
5日続伸。米半導体大手のテキサス・インスツルメンツが決算発表を受けて時間外で
上昇しており、同社など半導体製造装置関連の支援材料となっているようだ。また、
アドバンテスト<6857>が業績観測報道を受け、業績底入れ期待から上昇しており連想
感が波及する格好に。なお、昨日に引き続き、エヌピーシー<6255>やウエストHD
<1407>など、太陽光発電関連の強い動きが刺激材料にも。

ADWAYS<2489>:140000円(同+3100円)
しっかり。ネット広告大手の東南アジアへの進出が加速していると報じられたことが
材料視されている。同社についても、タイと台湾のネット広告を傘下に収めるなど、
強みとする成果報酬型広告を6カ国で展開すると。世界の広告市場において、日本を
除くアジア地域は2012年に9.9%増加するなど最も勢いがあるとも伝わっており、拡
大市場での需要取り込みに期待感が先行へ。

コスモスイニシア<8844>:713円(同-68円)
大幅反落。前期営業利益予想を12億円から18億円へ、最終利益予想を5億円から13億
円へそれぞれ大幅に上方修正している。不動産販売事業において売上総利益率が改善
したほか、販売費や一般管理費の圧縮などが背景。ただし、四季報予想の営業利益は
16億円、最終利益は10億円と上振れは相当程度織り込まれていたとみられ、出尽くし
感が先行する格好に。

OTS<4564>:146200円(同+1900円)
買い先行。前期営業利益予想を8.7億円から11.8億円へ、最終利益予想を6.3億円から
7.3億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。塩野義<4507>との治療用
ペプチドワクチンに関するライセンス契約締結に伴うアップフロントフィー受領のほ
か、提携先からのマイルストーンや開発協力金などの増加が背景。四季報予想などで
はほぼ従来の会社計画水準が見込まれており、想定以上の好内容と捉えられている。