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2012年5月1日 フィスコ

今週の日本株見通し:欧州債務問題の懸念再燃を警戒視、調整色強まる展開に

ゴールデンウイークを挟んでの相場展開だが、5月6日のギリシャ総選挙、フランス大
統領選挙の結果を受けて、欧州債務問題の懸念が再燃する状況が見込まれよう。景気
敏感株を中心として、調整ムードが強まる展開を想定する。5月はヘッジファンドの
決算月でもあり、月末にかけての需給悪化も早い段階で意識されてきそうだ。今回の
国内企業の決算発表に対する期待感は、年初からの株価上昇の大きな一因でもあった
だけに、今後は買い手掛かり不足の状況にもなりそう。

5月第2週には決算発表がピークを迎えることになるが、ここまでのところは、業績見
通しに加えて、株価の反応なども方向感がつかみにくく、先回りの動きなどは期待し
にくい状況だ。ただ、少なくても全般的に業績見通しは保守的であり、コンセンサス
を上回るような業績予想を発表した銘柄などは、押し目買いに注目しておきたい。主
要処の決算発表では、明日2日にキリン、7日に三菱地所、三井物産、8日に三菱商
事、東芝、9日に旭化成、トヨタ、DeNA、10日にツガミ、ソニー、ニコン、11日に大
林組、パナソニック、日産、武田薬品、住友鉱などが予定されている。

決算以外では、2日に発表されるマネタリーベースが、特に不動産セクターなどの売
買材料となろう。MSCIの定期銘柄入れ替え発表の接近も注目される。