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2012年5月2日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~値動きのいい中小型株での値幅取り止り

2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・連休の谷間で材料にも反応しづらく
・ドル・円は80円16銭付近、本邦輸出企業によるドル売りなどで上げ幅縮小

・後場も先物動向を注視、資金は値動きのいい中小型株へ

■連休の谷間で材料にも反応しづらく

日経平均は小幅に反発。0.51円高の9351.46円(出来高概算5億9000万株)で前場の取
引を終えた。ISM製造業景況指数の改善が好感された米国市場の上昇や円相場の落ち
着きを手掛かりに、買いが先行した。しかし、昨日の大幅な下げに対する反動として
は戻りが弱く、主力銘柄なども買い一巡後は上げ幅を縮めている。

指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、JT<2914>が堅調。一方で、
ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、信越化<4063>、キヤノン<7751>が軟調。セクタ
ーでは、昨日下げのきつかった保険や海運のほか、石油石炭、食料品、鉄鋼などが小
じっかり。

日経平均は寄り付き直後に9400円を回復する局面をみせたが、その後は下げに転じる
など、前日終値を挟んでの狭いレンジ取引が続いている。休場明けの上海市場の強い
動きもあって機械セクターなどはしっかりだが、連休の谷間では波及効果も限られて
いるようだ。また、米フェイスブックの上場に関する報道もあったが、これを手掛か
りとしたSNS関連への物色についても、連休明けといったところであろう。


前引け段階での東証1部の売買代金は4075億円であり、日通しでの1兆円乗せは厳しそ
うである。材料株での小幅な値幅取り狙いでの日計り物色にとどまろう。


米国では今晩のADP雇用報告のほか、連休中の4日には雇用統計が予定されている。そ
のほか、6日にはフランス大統領選の決選投票、ギリシャ総選挙を控えている。米欧
で金融市場に影響を及ぼす重要イベントが相次ぐため、膠着感の強い相場展開は続こ
う。

日経平均が変動するとすれば、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>辺りの動向
次第に。

■ドル・円は80円16銭付近、本邦輸出企業によるドル売りなどで上げ幅縮小


ドル・円は80円16銭付近。前日発表された4月の米ISM製造業景況指数の上振れを受け
た追加緩和観測の後退で、ドルの買い戻しが強まったものの、本邦輸出企業によるド
ル売りやクロス円の下落に連れて、上げ幅を縮小。ユーロ・ドルは、1.3238ドルから
1.3211ドルまで下落。好調な米経済指標を受けてドル買いが優勢となったほか、欧州
の政治リスクを嫌気してユーロ売りが強まった。ユーロ・円は、106円21銭から105円
86銭まで下落。

12時21分現在のドル・円は80円16銭、ユーロ・円は105円98銭、ポンド・円は130円06
銭、豪ドル・円は82円88銭付近で推移。上海総合指数は、2427.32(前営業日比
+1.29%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は買い先行スタートも重要イベントを控え上げ幅縮小、慎重姿勢が続く

・農薬関連の一角が強い、値動きのいい新興市場銘柄に資金
・後場も先物動向を注視、資金は値動きのいい中小型株へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

15:00 工作機械受注(3月確報)

<海外>

16:55  独・4月失業率(予想6.7%、3月6.7%)
16:55 独・4月失業者数増減(予想-1万人、3月-1.8万人)