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2012年5月8日 フィスコ

ソーシャルゲーム株が全体相場へ心理的に影響

 日経平均は反発。52.95円高の9172.09円(出来高概算7億6000万株)で前場の取引
を終えた。欧州不安は根強いが、週明けの米国市場が大きな波乱とならなかったこと
もあり、前日に今年最大の下げをみせた反動高の展開に。ただし、シカゴ先物にサヤ
寄せした後は膠着感の強い展開となり、日経平均の日中値幅は50円弱だった。
 セクターではゴム製品、卸売、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器など、前日の下げが大
きかった景気敏感セクターを中心に反発。東証1部の騰落銘柄は、値上がり839に対し
て値下がり628、変わらず185と、値上がり数が過半数を占めている。また、前日に大
幅な下げとなったソーシャルゲーム関連株は、DENA<%%%2432%%%>、グリー<%%%3632%%%>が寄り付き
後に大きく下押す局面がみられたが、その後は下げ渋り。他の関連株は大幅に反発す
る動きもみられている。
 日経平均は反発となったが、前日に9割を超える銘柄が下げていた反動にしては鈍
い。前日に空けたマド(9206.45-9344.53円)下限レベルでのこう着であり、マド埋
めの動きをみせてこないと、戻り待ちの売り圧力が強まりやすいだろう。
 決算発表が本格化しているほか、週末にはオプションSQ(特別清算指数算出)が控
えており、トレンドは出難い状況である。物色としては、決算を手掛かりとした個別
対応のほか、やや仕手系色の強い低位材料株での短期的な値幅取り狙いに。そのほか
は、DENA<%%%2432%%%>、グリー<%%%3632%%%>に資金が集中しやすい地合いであり、プラスレンジを
回復してくるようだと、全体相場への心理的な押し上げ要因になりそうではある。
(村瀬智一)