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2012年5月15日 フィスコ

ソニーや日本板硝子など

<6758>  ソニー  1128  -26
パナソニックと有機ELテレビ事業で提携交渉に入ったと報じられている。交渉には
曲折も予想されるとしているが、実現すれば、両社が主力事業で提携する初のケース
となるようだ。これまで、国内ライバル同士の提携が、海外企業との競争において優
位に働いたケースは少ないが、少なくても両社の意識の変化として、朝方は前向きに
捉える動きが先行した。ただ、地合いの悪化には抗えず、その後は伸び悩んでいく展
開に。
<5202>  日本板硝子  93  -3
さえない。大和では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、過度の悲観は払拭へとし
ているが、見直しの動きにはつながっていない。欧州構成比が高く、足元での円高ユ
ーロ安の流れが警戒視されている。また、明日の早朝にMSCIの定期銘柄入れ替え
が発表されるが、除外候補の一つとも位置づけられているため、買い手控えムードは
強いようだ。

<6976>  太陽誘電  787  +65
買い優勢。前日に決算を発表、想定以上の今期業績回復見通しが好感される形に。営
業損益実績は80億円の赤字で従来計画を約10億円下振れ、一方、今期は100億円の黒
字転換見通し、60億円程度の黒字転換がコンセンサスであったため、市場予想を大き
く上回る水準となっている。売上見通しが強過ぎるとの見方もなされているが、株価
の割安感も強く、回復期待をストレートに反映する流れが先行。

<7943>  ニチハ  947  +75
逆行高。前日に決算を発表、今期営業利益は65億円で前期比6%減益見通し、市場予
想は75億円強の水準であったとみられ、大幅に下回る格好だが、特に悪材料視はされ
ていない。業績予想は保守的な傾向が強いとみられているなか、ディフェンシブ性の
強さなどが追い風になる状況へ。UBSでは、前期に4度の上方修正を行っており、
会社予想に過度な悲観は不要と指摘している。

<4324>  電通  2390  -8
朝方は買い先行。前日に決算を発表、前期営業利益は事前予想の472億円を上回る520
億円となり、一転して増益をキープしている。今期見通しは600億円で同15%増益見
通し、580億円程度の市場コンセンサスを上回る水準になっている。全般的にディフ
ェンシブへと資金がシフトする状況下、好業績が素直に評価される展開にもなってい
る。

<7729>  東京精密  1430  -153
下げ目立つ。昨日発表した決算もネガティブ材料と捉えられている。前期営業利益は
従来計画を上回る45%増益決算となったが、今期は70億円で前期比28%減益、市場予
想の95億円程度を大きく下回る見通しとしている。受注計画などは保守的との見方が
多いが、地合い悪化の中では押し目買いの動きなども限定的にとどまる。

<1893>  五洋建設  200  -6
一時急落。昨日発表した決算内容がネガティブサプライズにつながっている。前期営
業利益実績は89.8億円で前期比8.2%減益、従来計画の101億円を大幅に下回った。第
3四半期決算時に95億円から101億円に上方修正していたこともあって、下振れには意
外感が強い状況。急激な利益率の低下などに警戒感。今期の営業減益計画もネガティ
ブ視へ。

<6383>  ダイフク  429  +54
上昇率トップ。前日の決算発表銘柄のなかでは、ポジティブなインパクトが目立った
銘柄。前期営業利益実績は42.2億円で前年同期比2.4倍、従来予想の35億円を大幅に
上回る着地へ。一方、今期見通しも60億円で同42%増益見通し、四季報予想の40億円
などを大幅に上回る水準。足元の株価は調整色を強めており、決算期待は殆ど織り込
まれていなかったとも見られる。

<6330>  東洋エンジ  356  +23
後場は上げ幅を広げる。前引け後に決算を発表、前期実績は従来計画をやや下回る着
地であったが、今期は85億円で前期比59%の大幅増益見通しに。60億円超レベルの市
場予想を上回る格好となっている。千代田化工建設<6366>や日揮<1963>など他のプラ
ント大手は市場予想を下回る見通しとなっていたことで、ポジティブなインパクトに
もつながる形。なお、中期計画も発表しており、16.3期営業利益は200億円超を目標
としている。

<4021>  日産化学  704  +13
決算後は上げ幅広げる。営業利益は前期実績が22%減益で今期予想が11%増益となっ
ており、ともに市場コンセンサス線上とみられる。一方、発行済み株式数の4.09%に
当たる700万株を上限とする自社株買いの実施を発表、需給の改善期待が買い材料視
される格好となる。なお、化学セクター内でのディフェンシブ性の強さも支援材料と
なる。

<5333>  日本ガイシ  891  -72
下げきつい。前日はNAS電池の生産再開報道を受けて急伸したものの、本日は上昇
分をほぼ帳消しにする格好となっている。UBSでは投資判断「セル」を継続、目標
株価を1000円から850円に引き下げている。NAS電池の将来的な収益拡大が可能と
なるシナリオには依然として不透明感が強いと指摘。また、自動車用セラミックスに
おける将来のマージン縮小懸念なども警戒視のようだ。

<6101>  ツガミ  738  -57
大幅続落で3月9日以来の安値水準に。決算発表も通過しており、出尽し感が強まりや
すい状況下、個人投資家を中心とした手仕舞い売りの流れに押されている。前日には
4月の工作機械受注が明らかになっている。同社の受注額は前年同月比2倍超と業界内
での際立った好調が続いているものの、アップル向けの拡大傾向は織り込まれてお
り、株価のプラス材料にはつながっていない。

<1332>  日本水産  237  -7
決算発表後は一時上げ幅を広げるが、その後は伸び悩む。前期営業利益実績は95.5億
円で前期比18%増益、従来予想120億円は大きく下振れた。一方、今期は135億円で同
41%増益の見通し、市場コンセンサスは120億円程度であったと見られ、大きく上振
れる格好に。ただ、業績予想は楽観的な傾向が強く、想定以上の前期下振れ決算を嫌
気する動きも強まる。

<9042>  阪急阪神  355  -9
小幅続落。明日の早朝にMSCIの定期見直しが発表される。同社はネクソン<3659>
とともに新規採用の有力候補と見られているが、期待感が先行する流れには至ってい
ない。期待感は株価に十分反映済みで、先回りの動きも強まらない格好。ちなみに、
仮に採用された場合、5月末の大引けで4000万株超の買い需要が発生すると見られて
いる。なお、場中に決算を発表、ほぼ市場想定どおりの内容となっている。