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2012年5月21日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~ギリシャ警戒のなか橋梁や水関連に関心向かうか

21日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:割安感に着目した動きから下値余地も限定的か
■外資系証券9社の注文動向:差し引き440万株の売り越し
■前場の注目材料:通行止めの橋梁が全国で216カ所(昨年4月時点)と3年前の1.5倍
に増えたとも

■割安感に着目した動きから下値余地も限定的か

☆日経225想定レンジ:上限8650円-下限8450円

今週もギリシャなど欧州の動向を睨みながらの相場展開が続きそうである。先週はギ
リシャのユーロ離脱懸念に伴う金融危機がスペインに波及し、17日にはスペインの大
手銀行バンキアは一時30%近く下落した。格付け会社ムーディーズがスペインの銀行
16行を格下げしたことも追い討ちをかけた。

週末の欧州市場では空売り禁止措置が導入されるとの臆測で銀行株が上昇している。
しかし、ギリシャの再選挙が行われる6月17日までは、こういった報道に振らされる
状況となり、神経質な相場展開が続きそうである。

日経平均は先週の下げにより、昨年12月の戻り高値水準といったテクニカル面でのボ
トムが意識された水準を下回っている。長期的なボックスレンジ下限が意識されるた
め、昨年11月25日の8135.79円辺りは警戒しておく必要があろう。

一方、ギリシャ問題が通過するまでは積極的なポジションは取りづらいとはいえ、ボ
ックスレンジ下限に接近している状況のなかでは、押し目狙いのタイミングを探る流
れにも向かいやすい。東証1部全銘柄のPERは11.83倍、PBRは0.89倍にまで低下してお
り、割安感が意識される状況である。

日経平均はテクニカル面でこそ昨年11月安値辺りが警戒されるが、バリュエーション
での割安感に着目した流れから、突っ込み買いの動きも意識されそうだ。今期V字回
復が見込まれる自動車などは、トヨタ<7203>が節目の3000円に接近し、PBRは1倍を下
回ってきている。バリュエーションでの日本株の割安感に着目した動きが出てくる可
能性から、下値余地も限定的になってきた可能性がある。

■外資系証券9社の注文動向:差し引き440万株の売り越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1560万株、買い1120万株、差し引き440万
株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月14日(月):510万株の売り越し
5月15日(火):540万株の売り越し
5月16日(水):250万株の売り越し
5月17日(木): 10万株の売り越し
5月18日(金):240万株の売り越し

■前場の注目材料

・根強いギリシャ警戒感が重し、引き続きユーロ、先物動向を見極め
・関東圏の浄水場でホルムアルデヒドを検出、水関連に関心が向かうか
・通行止めの橋梁が全国で216カ所(昨年4月時点)と3年前の1.5倍に増えたとも


☆前場のイベントスケジュール

<国内>

11:00 藤村官房長官、定例記者会見