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2012年5月21日 フィスコ

ファナックとFリテイに支えられ

 日経平均は小幅に反発。22.63円高の8633.94円(出来高概算7億1000万株)で前場
の取引を終えている。ギリシャなど欧州の動向を睨みながらの相場展開となるなか、
ここ2週間の急ピッチの下げに対する値ごろ感からの買いが先行した。これにより、
日経平均は寄り付き直後に一時9675.59円まで上げ幅を拡げた。
 しかし、トヨタ<%%%7203%%%>が2月以来の3000円を割り込むなど、景気敏感セクターは弱
く、日経平均はNC装置の生産能力を3割引き上げると伝えられたファナック<%%%6954%%%>
と、Fリテイ<%%%9983%%%>の上昇に支えられる格好だった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり
788に対して値下がり714、変わらず173と、高安まちまち。規模別指数では大型株指
数のみがマイナスとなった。
 ファナック<%%%6954%%%>とFリテイ<%%%9983%%%>の上昇に支えられており、売買代金上位をみて
も概ねマイナスで推移している銘柄が目立つ。DENA<%%%2432%%%>、グリー<%%%3632%%%>がプラスに
転じているが、朝方に4%超の下げをみせていたこともあり、短期筋のショートカバ
ーが入っているようである。
 東証1部の出来高は7億1000万株、売買代金は4000億円を下回る低水準である。ファ
ナックとFリテイのインパクトで日経平均はプラスレンジを維持することになろう
が、輸送用機器など景気敏感セクターが切り返しをみせられないと、下げに転じてし
まう可能性はある。
 また、売買代金が膨れない状況のため、物色としては中小型株や材料系の銘柄によ
る短期的な値幅取り狙いに向かいやすいだろう。とはいえ、日替わりで需給が変化し
やすい状況でもあり、きょうは橋梁株の一角が動意付いているが、大引けに掛けての
動向には注視する必要も。
(村瀬智一)