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2012年5月23日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~日銀金融政策決定会合の結果を見極める展開へ

23日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:サプライズ緩和なければ、材料株物色が継続
■外資系証券9社の注文動向:差し引き1360万株の買い越し
■前場の注目材料:EV充電に互換性を検討、急速充電器関連に関心が向かうか


■サプライズ緩和なければ、材料株物色が継続

☆日経225想定レンジ:上限8850円-下限8650円

フィッチ・レーティングスによる日本国債の格下げや米国市場の下げの影響は限ら
れ、市場の注目は日銀の金融政策決定会合の結果となろう。市場のコンセンサスは、
追加緩和の効果を見極めるため、現行政策を維持する公算が大きい。しかし、欧州不
安が再燃するなど状況は大きく変化しており、コンセンサス通りに現状維持だった場
合には失望売りを誘う可能性がある。一方、踏み込んだ対策や白川日銀総裁の発言な
どが市場に変化を与えることが期待される。

そのため、前場は結果待ちのスタンスから底堅い相場展開となり、金融や不動産など
には緩和期待からの押し目買いが意識されそうだ。結果発表後は想定通りの現行政策
の維持を嫌気した展開がメインシナリオだろう。とはいえ、東証1部の売買代金は連
日で1兆円を下回る低水準であり、機関投資家などの資金流入は限られている。指値
の薄いなかでファナック<%%%6954%%%>など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を上
下させている状況である。基本的には欧州連合(EU)非公式首脳会議を控えているこ
ともあり、様子見姿勢が強まろう。

そのなかでは外部要因に振らされ難い材料株に短期資金が集中しやすい。昨日は新日
理化<%%%4406%%%>がストップ高を付けたほか、明和産<%%%8103%%%>、宮越HD<%%%6620%%%>、日産東京販売
<%%%8291%%%>、高島<%%%8007%%%>、ルック<%%%8029%%%>など、やや仕手系色の強い材料株に短期資金が集
中していた。本日も仕手系材料株での値幅取りを行いつつ、サプライズの緩和となれ
ば、主力の緩和メリット株へシフトとなりそうだ。

■外資系証券9社の注文動向:差し引き1360万株の買い越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1510万株、買い2870万株、差し引き1360
万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月16日(水):250万株の売り越し
5月17日(木): 10万株の売り越し
5月18日(金):240万株の売り越し
5月21日(月):440万株の売り越し
5月22日(火):710万株の買い越し

■前場の注目材料

・日銀の金融政策決定会合やEU非公式首脳会議を見極める展開へ
・EV充電に互換性を検討、急速充電器関連に関心が向かうか
・状況的には引き続き材料株による短期値幅取り狙いが中心に

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 4月貿易収支(予想:-4708億円、3月-845億円)
09:00 日銀金融政策決定会合(2日目)
11:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

09:30 豪・3月ウエストパック先行指数(2月:+0.2%)