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2019年1月9日 フィスコ

目先は中小型株に資金が向かいやすい

 日経平均は続伸。223.02円高の20427.06円(出来高概算13億株)で取引を終えた。米中通商協議は、合意にはまだ程遠い状況にあるが、中国による米国製品・サービスの購入拡大や一段の市場開放などで進展が見られたと伝えられた。また、月内にもワシントンで閣僚レベルの会合を開くのに十分な進展が得られたと判断しているとも伝えられる中、続伸して始まった。寄り付き直後に付けた20331.20円を安値にじり高基調が続き、後場には20494.35円と20500円に迫る局面もみられた。
 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは医薬品、パルプ紙、精密機器、水産農林、食料品が堅調。半面、その他金融、不動産、証券が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>がけん引。一方で、ファーストリテ<9983>が重石となった。

 米中通商協議への期待が買い戻しに向かわせたほか、トランプ米大統領の国民演説ではメキシコ国境の壁建設を訴えたが、非常事態宣言を出すといった最悪の事態が避けられたことが買い戻しに向かわせたようである。とはいえ、決算シーズンを迎える中で、10日に予定されている安川電機<6506>の結果および市場反応を見極めたいとする模様眺めムードも強い。米国についても決算発表が本格化する中、アップル同様、中国貿易紛争の影響から下方修正等が続くようだと、センチメントを悪化させる一因になろう。

 そんな中、マザーズ指数は4営業日続伸で心理的な抵抗である25日線に接近してきている。抵抗線突破で勢いを付けたいところだが、本日は指数インパクトの大きいサンバイオ<4592>が大幅続伸で最高値を更新している。不安定な相場環境の中での最高値更新により、個人のセンチメントを明るくさせる。マザーズ指数の抵抗線突破で一段とリバウンド基調が強まる可能性があり、目先は中小型株に資金が向かいやすいだろう。