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2019年1月11日 フィスコ

ファーストリテの想定外の強い値動き

 日経平均は反発。195.90円高の20359.70円(出来高概算12億9000万株)で取引を終えた。米株高の流れに加えて、SQに絡んだ売買が差し引きで買い越しと観測される中、日経平均は買い先行で始まった。その後も決算の影響が警戒されていたファーストリテ<%%%9983%%%>、安川電機<%%%6506%%%>が堅調な値動きをみせたことが安心感につながった。特にファーストリテへの買い戻しとみられる動きが顕著に表れており、日経平均を押し上げる格好となっている。ただし、3連休を控えて積極的な参加者は限られており、ミニSQとはいえSQ売買が加わったものの、出来高は12億株台にとどまっている。
 東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗。セクターでは精密機器、不動産、電力ガス、電気機器、輸送用機器、機械が堅調。一方、ファーストリテが1社で日経平均を約120円押し上げるものの、ローソン<%%%2651%%%>、良品計画<%%%7453%%%>、7&iHD<%%%3382%%%>などが冴えない展開となり、小売が下落率トップ。その他、水産農林、倉庫運輸、食料品が小安い。

 ファーストリテの想定外の強い値動きによって日経平均は反発となった。ただ、日中値幅は90円程度にとどまっているほか、出来高も6営業日ぶりに13億株を下回っており、反発ながらも不安さが残るだろう。今後決算が本格化する中で、ファーストリテ、安川電機が決算通過でアク抜けとなったかを見極める必要がありそうだ。

 とはいえ、日米ともに昨年末にかけての節税対策に伴う売りがなくなり、1月はこのバイアスがなくなることにより上昇するといった、アノマリー効果が大きいと考えられる。マザーズ指数の堅調さが目立っているが、同指数は昨年高値から44%を超える下落となり、昨年12月25日の年内受け渡し最終日に安値を付けていることからも、換金売りの影響だったことが窺える。そのため需給面での重石がなくなったことにより、上昇しやすい需給状況ともいえる。イレギュラー的に下げていた銘柄も多く、中小型株についてはしばらく値幅取り狙いの資金流入が活発化しそうだ。