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2012年5月25日 フィスコ

景気敏感セクターを中心に、自律反発の動きに期待

 米国市場では、ギリシャはユーロ圏に残留するだろうとのモンティ伊首相の発言が
伝えられたことでNYダウは切り返しをみせている。また、欧州市場はユーロ圏5月総
合PMI、独5月のIfo景況感指数などが予想を下回ったが、銀行株などに安値拾いの動
きがみられたことで反発している。この流れを受けて、日本株についても弱い動きが
続いている景気敏感セクターを中心に、やや自律反発の動きがみられよう。
 ギリシャのユーロ離脱への警戒など欧州危機の深刻化に伴うリスク回避の流れが重
荷となる状況には変わりなく、週末要因もあって手掛けづらいところ。また、米国市
場は週初がメモリアルデーの祝日のため商いが細る可能性もある。

 しかし、薄商いのなかでは昨日のように先物主導によるインデックス売買によって
大きく振らされる可能性がある。日経平均は心理的な節目の8500円を一時割り込んだ
ことで、いったんはボトムが意識されやすいところ。売り方にとっては買戻しの動き
も出やすく、調整トレンドのなかでのリバウンドが期待されそうだ。

 物色としては景気敏感セクターを中心に不動産や金融セクターに注目。また、全体
としてはインデックス売買に振らされる格好となり、短期的な資金としてはやや仕手
系色の強い材料系の銘柄に集中しやすい。

 なお、24日のNY市場でダウ平均は33.60ドル高の12529.75、ナスダックは10.74ポイ
ント安の2839.38。シカゴ日経225先物清算値は、大証比25円高の8585円。ADRの日本
株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、オリックス<8591>が小じっかり。半面、
NTT<9432>、コマツ<6301>、ソニー<6758>が小安いなど、対東証比較(1ドル79.59円
換算)で高安まちまちだった。