最新株式ニュース
2012年5月28日 フィスコ

今週の日本株見通し:不透明な外部環境や週末の米中経済指標控えて動意薄の展開継続へ

神経質な相場展開が続くと予想される。とりわけ、週末にかけては、米国で雇用統計
とISM製造業景気指数の発表が重なるほか、中国PMIも予定されており、様子見材料と
捉えられる公算が大きい。積極的な押し目買いの動きが想定しにくいほか、欧州問題
ではスペインへの警戒感波及も警戒されるところ。

先週末にはS&Pによる大手行の格下げが伝わっているが、今週は、財政収支が発表さ
れるほか、EU欧州委員会によるスペインの状況分析発表も予定されている。内容次第
ではリスクオフの流れが強まることも想定されよう。

外部環境の不安感が払拭されない状況下、物色の中心は内需セクターに絞られると考
えられる。なかでは、先週末にやや伸び悩んだものの、地価の反転期待が高まりつつ
ある不動産株などは注目できよう。また、米フェイスブック株の反転次第では、SNS
関連やゲーム関連などに見直しの動きも想定される。

国内でのイベントは少ないが、31日の鉱工業生産などは、短期的に設備投資関連など
に影響を及ぼす可能性も。調整色の強まるハイテク株だが、MSCIの国別ウェイト調整
で、時価総額の大きいサムスン電子などが含まれる韓国の先進国指数算入などが想定
される中、需給懸念は依然残る状況か。ただ、ヘッジファンドの決算期末となること
で、短期的な売り圧力は沈静化する可能性もあろう。