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2012年5月28日 フィスコ

膠着感の強い相場展開、物色は節電関連などの循環的な物色

 引き続きギリシャなど欧州の動向を睨みながらの相場展開が続きそうである。EU非
公式首脳会議ではギリシャにユーロ残留を求めたが、一方でユーロ圏当局が参加国に
対してギリシャ離脱に備える準備を求める方針なども伝えられるなど、6月17日に予
定されているギリシャの再選挙までは、ギリシャ情勢を睨みながらの神経質な相場展
開が続くだろう。
 また、今週は米国で5月ISM製造業景気指数(予想は54.0)、5月雇用統計(予想は
非農業部門雇用者数が15.0万人、失業率が8.1%)など経済指標の発表が予定されて
いる。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和策「ツイスト・オペ」が終了予
定の6月末の前、6月19日、20日の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けた重要な指標とな
る。結果次第ではツイスト・オペ延長や量的緩和第3弾(QE3)への関心が高まること
になり、これらを見極めたいとする様子見姿勢が強まりそうである。

 今晩の米国市場はメモリアルデーの祝日となるため海外勢のフローも少なく、膠着
感の強い相場展開が予想される。薄商いのなかで先物主導の商いに振らされる可能性
があるものの、下値では5月以降の急ピッチの下げに対する値ごろ感や指標面での割
安感が下支えとなる。

 物色の流れとしては、テーマ性のある材料株に向かいやすいであろう。今週は6月
相場入りとなり、再生可能エネルギーの固定価格買取制度スタートまで1ヶ月とな
る。節電関連などの材料株への循環的な物色が期待される。

 なお、25日のNY市場でダウ平均は74.92ドル安の12454.83、ナスダックは1.85ポイ
ント安の2837.53。シカゴ日経225先物清算値は、大証比10円安の8570円。ADRの日本
株はトヨタ<7203>、キヤノン<7751>、三菱商<8058>、コマツ<6301>、京セラ<6971>な
ど、対東証比較(1ドル79.68円換算)で全般小安い。