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2012年5月30日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~欧州警戒継続で内需・ディフェンシブ優位に

30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日替わりでのリバウンド狙い
・ドル・円は79円47銭、ユーロ圏のソブリン・リスク回避の円買いが上値抑制

・欧州動向への警戒感が続き内需・ディフェンシブ優位の展開が続く

■日替わりでのリバウンド狙い

日経平均は反落。85.18円安の8571.90円(出来高概算7億6000万株)で前場の取引を
終えた。昨日の上昇のキッカケとなった中国の景気刺激策への期待が後退したほか、
為替市場ではユーロ売りが続いていることが嫌気された。中国については中国政府が
打ち出すとみられる景気刺激策について、08年末のような大規模な景気刺激策ない
と、一部報じられている。欧州ではギリシャのユーロ圏残留への期待感があるもの
の、スペイン市場は銀行業界への懸念で急落し、円高・ユーロ安が重荷となってい
る。

セクターでは電力のみがプラスであり、昨日強い動きをみせていた中国関連セクター
は軒並み2%を超える下げに。東証1部の騰落銘柄は、値上がり310に対して値下がり
1231、変わらず113と、値下がり数が7割を占めている。

結局は外部要因に振らされる格好で、前日の上昇部分を帳消しにしている。ただ、薄
商いの状態のなかで、先物主導によるインデックス売買の影響を受けやすいところ。
ボトムレンジでのこう着であり、トレンドが一段と悪化した訳ではないだろう。8500
円辺りでの底堅さが意識されるようならば、売られ過ぎ銘柄への押し目を拾う動きも
みられそうだ。

また、前引け段階でTOPIXの下落率が1.21%となり、後場は日銀によるETF買い入れに
よる需給が下支えになる可能性がある。また、本日はTOPIXのリバランス、明日は
MSCIのリバランスが控えており、トレンドは出難いとみられる。

物色としては、材料株についてもやや日替わり的になりつつある。ルネサス<6723>、
オリンパス<7733>、あおぞら銀<8304>辺りに短期資金が集中しており、昨日のような
物色の広がりは期待しづらいところであろう。売られ過ぎ銘柄による日替わりでのリ
バウンド狙いといったところか。

■ドル・円は79円47銭、ユーロ圏のソブリン・リスク回避の円買いが上値抑制


ドル・円は79円47銭付近。ここまでのドル・円は、79円44銭から79円56銭で推移。79
円00-10銭に控える覆面介入と噂されるドル買いオーダーで下げ渋る一方、スペイン
の金融不安を受けたユーロ圏のソブリン・リスク回避の円買いが上値を抑えている。
なお、ドル売りオーダーは79円80-00銭に控えている。ユーロ・ドルは、1.2504ドル
から1.2458ドルまで軟調推移。ユーロ・円も、99円36銭から99円00銭まで軟調に推移
している。

12時06分現在のドル・円は79円47銭、ユーロ・円は99円05銭、ポンド・円は124円05
銭、豪ドル・円は77円79銭付近で推移。上海総合指数は、2383.36(前日比-0.26%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・上海総合指数は小幅安、ユーロ・円は一時99円割れ寸前まで下落
・欧州動向への警戒感が続き内需・ディフェンシブ優位の展開が続く
・後場も内需・ディフェンシブ物色が主体、ユーロ・先物・中国株動向を注視


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

16:00 藤村官房長官、定例記者会見