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2012年6月1日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~ユーロ動向を注視、中国5月PMIを見極めへ

6月1日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:売り一巡後は割安感や値ごろ感からの下値拾いの動きに
■外資系証券9社の注文動向:差し引き200万株の買い越し
■前場の注目材料:米フェイスブック株が5%高と反発、調整の目立ったフェイスブ
ック関連に関心

■売り一巡後は割安感や値ごろ感からの下値拾いの動きに

☆日経225想定レンジ:上限8550円-下限8450円

日経平均は安値水準でのこう着相場になりそうである。米国で発表された5月シカゴ
購買部協会指数、ADP雇用報告などの経済指標が相次いで市場予想に届かず、今日6月
1日に発表を控える雇用統計への警戒感が高まりそうだ。また、欧州債務危機に対す
る懸念から為替市場ではユーロが急落し、ユーロ・円は1ユーロ=96円台に突入して
いることが相場の重荷となる。週末要因もあって積極的な売買も手控えられるだろ
う。

シカゴ日経225先物の清算値は8485円となり、一時8435円まで下げる局面もみられ
た。ただし、安値水準までの下げがあったとしても、下落率が1.0%を超えてくるた
め、日銀によるETF買い入れによる需給が下支えとなりそうだ。また、昨日はETFの買
い入れ効果もあったと考えられるが、トヨタ<7203>がPBR1.0割れの水準での底堅さが
意識されたほか、ソニー<6758>は4桁を割り込まなかったことで買い戻しの動きがみ
られた。割安感や値ごろ感からの下値拾いの動きが意識される。

物色の流れとしては内需系にシフトしやすい面はあるが、値ごろ感からの買いがみら
れるようだと、景気敏感セクターにも拡がりがみられてくる。また、下落基調が続い
ているものの、陽線形成が続いている銘柄などは、押し目拾いの商いが増えてきてい
るとみられ、売り一巡後のリバウンド意識につながる。そのほかは、節電・代替エネ
ルギーなどテーマ性のある低位材料株による短期的な値幅取り狙いの展開へ。


■外資系証券9社の注文動向:差し引き200万株の買い越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1050万株、買い1250万株、差し引き200万
株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月25日(金):120万株の売り越し
5月28日(月):230万株の買い越し
5月29日(火):170万株の買い越し
5月30日(水):650万株の買い越し
5月31日(木):840万株の売り越し

■前場の注目材料

・スペイン懸念でユーロ・円が96円台まで円高進行、ユーロ動向を注視へ

・場中は中国5月PMIを見極め、ただ今晩の米国5月雇用統計を控え見送り優勢か

・米フェイスブック株が5%高と反発、調整の目立ったフェイスブック関連に関心


☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・08:30  閣議後、閣僚会見予定
・08:50  1-3月期法人企業統計調査
・11:00  藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

・10:00  中国・5月PMI製造業(予想:52.0、4月53.3)
・11:30  中国・5月HSBC製造業PMI改定値(速報値:48.7)