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2012年6月4日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~好需給の内需・ディフェンシブに資金シフト

4日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:世界的な追加緩和への催促相場に
■外資系証券9社の注文動向:差し引き450万株の売り越し
■前場の注目材料:外部環境への警戒感から好需給の内需・ディフェンシブに資金シ
フト

■世界的な追加緩和への催促相場に

☆日経225想定レンジ:上限8350円-下限8200円

予想を大きく下回った米雇用統計を受けて、シカゴ日経225先物、大証先物の夜間取
引ではいずれも8200円台に突入しており、これにサヤ寄せする格好から年初来安値を
更新してくる可能性が高い。TOPIXについてもボトムとして意識されている700ptを割
り込んでくる。今週も引き続き欧州情勢を睨みながらの相場展開が続くことになる
が、6月17日に予定されているギリシャの再選挙までは、底打ちを意識しづらいとみ
られる。

また、米雇用統計の結果を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和策
ツイスト・オペ延長や量的緩和第3弾(QE3)への関心が高まることになる。ユーロ圏
金融市場の緊張緩和に向けて欧州中央銀行(ECB)による追加緩和や中国の追加景気
刺激策、国内についても6月14、15日に予定されている日銀金融政策決定会合での追
加の緩和政策への思惑が高まることにより、世界的な追加緩和への催促相場となりそ
うだ。為替市場ではドル・円が一時77円台、ユーロ・円は95円台に突入している。政
府による為替介入の動きも意識されてくることになろう。

一方、トヨタ<%%%7203%%%>のPBR1.0倍割れ水準での底堅さがみられるなど、急ピッチの下げ
に対する値ごろ感や指標面での割安感によって下値拾いの動きも散見される。世界的
な催促相場の流れのなか、日経平均は3月末にかけての上昇の起点となった昨年11月
25日の8135.79円が目先のボトムとして意識される。ここからの調整局面では押し目
拾いのスタンスを意識しておきたい。

■外資系証券9社の注文動向:差し引き450万株の売り越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1460万株、買い1010万株、差し引き450万
株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月28日(月):230万株の買い越し
5月29日(火):170万株の買い越し
5月30日(水):650万株の買い越し
5月31日(木):840万株の売り越し
6月 1日(金):200万株の買い越し

■前場の注目材料

・米5月雇用統計には失望感も、米FRBによる追加金融緩和観測は強まる
・外部環境への警戒感から好需給の内需・ディフェンシブに資金シフト
・節電、金関連などのテーマ、材料株での短期値幅取り狙いが中心に

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

11:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

09:30 豪・5月TDセキュリーティーズインフレ指標(4月:前年比+1.9%)