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2012年6月5日 フィスコ

金融安定化に向けた各国の連携期待

 週明けの米国市場が下げ渋りをみせていたこともあり、ややリバウンドを意識した
相場展開が期待される。日経平均は昨年11月以来の安値となったが、TOPIXは1983年
12月以来約29年ぶりの安値水準に落ち込むなど、リーマン・ショック時を割り込む状
態である。欧州危機について今晩にも、先進7カ国の財務相と中央銀行総裁らによる
電話会議が開催される予定であり、金融安定化に向けた各国の連携期待などが下支え
となろう。
 とはいえ、売られ過ぎの銘柄の一角には買い戻しとみられる動きがみられようが、
打診買いの域は脱せずに明確な底打ちは期待しづらい。7割のシェアを握る海外勢の
動向次第であるほか、最低でも6月17日に予定されているギリシャの再選挙までは、
不安定な相場展開が続くことになる。前日の反動から景気敏感セクターへのリバウン
ドが意識されるものの、一巡後は次第にディフェンシブ系に向かいやすいだろう。

 テーマとしてはロサンゼルスで世界最大級のゲームショー「E3 2012」が開幕する
ことで、下落基調が続いているゲーム関連への見直しを意識しておきたいところ。ま
た、自動車についてはエコカー補助金が想定よりも2ヶ月前倒しで7月中にも終了する
見通しと報じられている。主要メーカーは手掛けづらくなる一方、中古車を手掛ける
企業は注目されそうだ。

 そのほか、キヤノン<%%%7751%%%>が今年2回目の自社株買いを発表し、米ADRでは3000円を
回復している。割安感が意識される主要企業などには株価対策への期待が高まりそう
である。

 なお、4日のNY市場でダウ平均は17.11ドル安の12101.46、ナスダックは12.53ポイ
ント高の2760.01。シカゴ日経225先物清算値は、大証比45円高の8335円。ADRの日本
株はキヤノンのほか、トヨタ<%%%7203%%%>、三菱商<%%%8058%%%>、京セラ<%%%6971%%%>など、対東証比較
(1ドル78.38円換算)で全般堅調だった。