株式レポート
2019年3月5日 マネックス証券

(朝)米国市場は利益確定の売りに押され反落 ダウ平均は206ドル安 日本市場は米国株安で下落か - 市況概況

【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 25819.65  ▼206.67 (3/4)
NASDAQ: 7577.57  ▼17.79 (3/4)

1.概況

米国市場は利益確定の売りに押され反落となりました。ダウ平均は米中貿易交渉合意への期待から95ドル高でスタートすると取引開始直後に129ドル高まで買われましたが、冴えない米建設支出の発表をきっかけに売りが優勢になるとまもなくしてマイナスに転じ下げ幅を大きく広げる展開となりました。昼過ぎに414ドル安まで売られたダウ平均はその後持ち直したものの結局206ドル安の25,819ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も17ポイント安の7,577ポイントとなっています。

2.経済指標等

2018年12月の米建設支出は前月比0.6%減となり増加を見込んでいた市場予想を下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちヘルスケアや金融、資本財・サービスなどの6業種が下げ、ヘルスケアは1%を超える下落となりました。一方で素材や不動産、公益事業などの5業種が上げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではユナイテッド・ヘルス・グループ(UNH)が4%を超える下げとなり下落率トップとなったほか、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)も3%近く下げています。一方でダウ・デュポン(DWDP)とインテル(INTC)が1%以上上げています。ダウ平均構成銘柄以外では、食品大手のクラフト・ハインツ(KHC)が投資判断の引き上げを好感して2%以上上げています。アマゾン・ドット・コム(AMZN)も目標株価の引き上げを受けて1%を超える上昇となりました。バイオ製薬のバイオジェン(BIIB)は遺伝子治療を手掛ける英ナイトスター・セラピューティクスを約8億ドルで買収すると発表したことで費用負担を懸念した売りから2%安となっています。

5.為替・金利等

長期金利は0.03%低い2.72%となりました。ドル円は111円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株安を受けて下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が朝方の売り一巡後に下げ渋る展開となるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)