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2012年6月5日 フィスコ

ゲーム関連株とファーストリテイリングの動向に注目

 日経平均は反発。49.93円高の8345.56円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引
を終えた。欧州危機について今晩にも、G7の電話会議が開催される予定であり、金融
安定化に向けた連携期待などを受けて買いが先行した。昨日下げの目立っていた景気
敏感セクターが買い戻されており、空運、海運、石油石炭、保険、電気機器、鉄鋼、
機械、金属製品、ガラス土石、非鉄金属が2%超の上昇に。
 また、ロサンゼルスで5日開幕する世界最大のゲーム見本市「E3 2012」を手掛かり
に、任天堂<%%%7974%%%>、DENA<%%%2432%%%>、グリー<%%%3632%%%>、コナミ<%%%9766%%%>、カプコン<%%%9697%%%>な
ど、ゲーム株が堅調。一方、既存店売上高が前年実績割れとなったファーストリテイ
リング<%%%9983%%%>が大幅に下落。東証1部の騰落銘柄は、値上がり947に対して値下がり
564、変わらず151と、値上がり数が全体の過半数を占めている。
 日経平均は反発となっているが、ファーストリテイリング<%%%9983%%%>の下げの影響によ
って日経平均はこう着が続きそうである。また、ハイテクがリバウンドをみせる一
方、ディフェンシブ系は下げているなど、リバランスの動きにとどまっている。為替
市場ではユーロ高の動きをみせていることもあって前場の地合いを維持しそうである
が、大引けにかけては短期筋のポジション調整に注意したいところ。
 物色としては世界最大のゲーム見本市「E3 2012」を手掛かりにしたゲーム関連。
下落基調が続いておりトレンド反転は期待できないが、値ごろ感からの買いのほか、
売り方の買戻しも入りやすいところであろう。
 そのほかは、ファーストリテイリングの動向に注目。大陰線で直近ボトム水準に接
近しており、ここをボトムに底堅さが意識されるようだと、売り方の買戻しが優勢に
なりやすい。チャート形状でも長い下ひげを残す格好で、ボトム意識にもつながる可
能性が期待され、日経平均へのインパクトもあろう。
(村瀬智一)