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2012年6月7日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~個人投資家のマインド改善で材料株物色が活発化

7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・基本こう着だが、FRB議長証言を控えてリスクポジションの解消は続く

・ドル・円は79円33銭付近、リスク回避の動きが後退する展開
・高島<%%%8007%%%>が高値更新、日本橋梁<%%%5912%%%>など橋梁関連に資金で材料株物色は活発化


■基本こう着だが、FRB議長証言を控えてリスクポジションの解消は続く


日経平均は続伸。107.78円高の8641.31円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を
終えている。米国市場ではNYダウが今年最大の上げ幅となった流れを受けて買いが先
行した。欧米の景気刺激策の導入観測を背景にリスクポジションを解消する流れが継
続し、売られ過ぎていた景気敏感セクターを中心に上昇。

ただし、8600円を回復して始まった日経平均は、寄り付き直後に付けた8647.01円が
高値に。買い一巡後は膠着感が強まり、40円弱の狭いレンジでの取引が続いている。
セクターでは証券、保険、鉱業、電気機器、鉄鋼、銀行などが堅調。一方で、水産・
農林、陸運などがさえない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり1186に対して値下がり
341、変わらず125と、値上がり数が全体の7割を占めている。

海外株高を好感し、オープニング・ギャップとなったが、その後は想定されたこう
着。225先物は8620-8630円辺りでのこう着が続いており、SQ(特別清算指数算出)を
前に権利行使価格の8500円と8750円との中心値である8625円辺りで推移している。明
日のSQを前に、大きな動きは出難い面もありそうだ。

ただし、バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言が予定されており、
追加緩和に対する見解などへの思惑から、買戻しの流れによって底堅さは意識され
る。また、狭いレンジでの取引が続きそうであるが、為替市場では対ドル、対ユーロ
ともにやや円安で推移している。リスクポジションの解消からユーロ・円が1ユーロ
=100円に接近する局面をみせてくるようなら、景気敏感セクターの主要銘柄を中心
にリバウンド基調が強まろう。

■ドル・円は79円33銭付近、リスク回避の動きが後退する展開

ドル・円は79円33銭付近。ここまでのドル・円は、79円17銭から79円40銭まで堅調に
推移。6日発表された米地区連銀報告(ベージュブック)で経済の緩やかな拡大が確
認されたことや、本日7日のバーナンキFRB議長の議会証言で追加緩和が示唆される可
能性から、リスク回避の動きが後退する展開となっている。また、豪5月雇用統計で
の雇用者数の上振れを受けて、豪ドル・円主導でクロス円は堅調に推移。


ユーロ・ドルは、1.2562ドルから1.2585ドルで推移。ドラギECB総裁会見を受けた追
加緩和期待からリスク回避の動きが後退した後、上昇一服となっている。ユーロ・円
は、99円57銭から99円88銭で推移。

12時07分現在のドル・円は79円33銭、ユーロ・円は99円69銭、ポンド・円は122円78
銭、豪ドル・円は78円92銭付近で推移。上海総合指数は、2315.99(前日比+0.28%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は米国株高や円高一服で8600円台を回復、買い一巡後は米FRB議長証言待

・高島<%%%8007%%%>が高値更新、日本橋梁<%%%5912%%%>など橋梁関連に資金で材料株物色は活発化

・個人投資家のマインド改善で売り込まれた中小型株を中心に注目へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 30年国債入札の結果発表
13:30 携帯電話純増数と累計契約数を公表(KDDI、ソフトバンク、NTTドコモ、5
月)
14:00 4月景気動向指数(予想:先行指数95.1、一致指数96.5)

<海外>

14:45 スイス・5月失業率(予想:3.1%、4月3.1%)
16:15 スイス・5月消費者物価指数(前年比予想:-1.0%、4月-1.0%)