最新株式ニュース
2012年6月13日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):三井ハイテク、飯田産業、トクヤマなど

三井ハイテク<6966>:422円(前日比+59円)
急伸で上昇率上位。同社は前日に第1四半期の決算を発表、ポジティブなインパクト
につながっているようだ。営業利益は5.1億円で前年同期比8.4倍、上半期予想の3.0
億円を大きく上回っており、通期予想7.0億円に対する進捗率も73%にまで達してい
る。業績予想の変更はないがポジティブなサプライズにつながる格好へ。注目度の高
いモーターコアなど電機部品分野の拡大が好業績の背景となっている。

飯田産業<%%%8880%%%>:649円(同+100円)
ストップ高で上昇率トップ。同社は前日に前4月期の決算を発表している。営業利益
は122億円で前期比13%減益、従来予想の142.3億円を大きく下回り、増益予想から一
転して2ケタ減益となっている。一方、今期は164億円で同34%増益の予想、四季報予
想140億円の水準を上回っており、買い材料につながる格好のようだ。ただ、大和で
は、会社計画は意欲的な印象、首都圏を中心に在庫調整に入るまで、低調な株価展開
が続くことになろうと指摘しているもよう。

トクヤマ<4043>:190円(同+3円)
続伸。太陽電池関連として見直しの動きが先行しているとみられる。本日は
NTT<9432>が太陽光発電事業に参入、2014年度までに総発電能力6万キロワット以上を
計画、単独企業としては国内最大級になると伝わっている。太陽電池向けシリコンを
手掛ける同社にもメリット期待が波及する格好に。また、海外ではファースト・ソー
ラーが急伸など、関連銘柄の株価上昇も支援に。

DIC<4631>:142円(同+4円)
しっかり。ドイツ証券が同社の投資判断「バイ」継続で、目標株価を220円から240円
に引き上げていることなどが材料視されている。ドイツ証券では、構造改革や値上げ
浸透によるオフセットインキ事業の黒字定着、デジタル系機能性色材事業の伸びなど
で業績は順調に改善、15.3期営業利益は07.3期以来の最高益を更新すると予想してい
る。14.3期業績予想をベースとした株価の割安感は強いと捉えているもよう。


東建コーポレーション<1766>:2848円(同+248円)
大幅高で上昇率上位。前日に発表した決算がポジティブなインパクトを与える格好
に。前4月期営業利益は50.6億円で前期比45%減益、従来予想43.9億円のほか、2度の
下方修正を行う前の数値である50億円も上回っており、意外感は強い状況に。また、
今期も70億円で同39%増益の予想、四季報予想などを大きく上回る水準となってい
る。

三菱ガス化学<4182>:469円(同+14円)
買い優勢の展開。三菱UFJでは投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を610
円から670円に引き上げている。BTレジンの需要回復、高水準のメタノール市況など
を背景に、今期業績は会社計画比上振れを想定、営業利益は来期、再来期と2割増益
が続くとも予想しているようだ。

ミサワ<3169>:1401円(同+6円)
小幅高。昨日発表した2-4月期営業利益は1.6億円で着地。前年同期とは比較できない
ものの、直前四半期比では約2倍となっている。また、事前の観測報道で伝わってい
た1.2億円程度を上回ったほか、上期計画の2.4億円に対する進捗率は約64%となり、
好決算として捉えられている。主力の「unico」事業においては、インテリア家
具などの販売が好調に推移しているようだ。

GNI<2160>:83円(同+8円)
賑わう。子会社の上海ジェノミクス社が中国において、F647とその誘導体F351に対
して新たに放射線性肺損傷治療用途としての特許を取得したと発表したことが材料視
されている。株価が2桁と低位であることから、好材料の発表を手掛かりに短期資金
が向かう格好に。なお、週末のギリシャ再選挙などの重要イベントを控えてリスクを
取りづらい状況の中、本日はマザーズ、ジャスダック市場ともにバイオ関連に短期の
値幅取り狙いの動きが目立っている。

ポールHD<3657>:2009円(同+39円)
買い優勢。昨日発表した2-4月期営業利益は4.1億円で着地。上期の会社計画である
5.2億円に対する進捗率は約79%となり、順調な立ち上がりとなったことが評価され
ている。大和では、足元で遊技機やソーシャルゲーム向けが引き続き好調に推移して
おり、上期会社計画は上方修正の可能性があると指摘。また、同業他社比較の観点か
ら、株価には割安感があるともコメントしている。

一建設<%%%3268%%%>:1957円(同+97円)
しっかり。昨日発表した2-4月期営業利益は48億円で着地。上期の会社計画である105
億円に対して、第1四半期の進捗率は約46%となっている。大和では、戸建分譲の厳
しい販売環境が続くなか、買収した「城南建設」の寄与が想定以上であったことは評
価されるとコメントしている。また、人手不足や復興計画の遅れなど諸問題があるも
のの、東北地方の着工戸数は前年同期比7割増となり、シェアも上昇していると指
摘。

シンバイオ製薬<4582>:317円(同+54円)
急伸。一部で、血液がんの治療薬候補臨床試験を6月にも開始すると報じられたこと
が材料視されている。治験を始める「SyBL-1101」は、血液がんの一種「骨髄異
形成症候群(MDS)」の治療薬候補と。また、現在はMRを持たないが、2017年ご
ろの製品化に向けて営業体制の整備を進める見込みで、バイオベンチャーが新薬の開
発販売を一貫して手掛けるのは珍しいとも伝わっており関心が高まる格好に。


セルシード<7776>:860円(同+150円)
ストップ高買い気配。東京女子医科大学と日立<6501>、日本光電<6849>などが、再生
医療に使う「細胞シート」を全自動で作る装置の実用化にメドをつけたと報じられた
ことが材料視されている。自動化装置が実現すると、大きな病院であれば自前でシー
トを作製できるようになり、再生医療の普及に弾みがつくと。直近では、政府が再生
医療の実用化までの手続きを緩和する検討に入ったと伝わり急伸となったが、再生医
療関連としてあらためて関心が高まっている。