個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2019年4月29日 ザイ編集部

10年で元手25倍を実現した「底値買い」戦略を伝授!
資産4.5億円の個人投資家が狙うのは、株価暴落時の
投げ売りで「騰落レシオ」が60%台になった優良株!

勤務医として働く個人投資家・インヴェスドクターさんが、10年で元手を25倍以上に増やした「底値買い」テクニックを紹介! 株価暴落でパニック売り状態になったときが最大のチャンス!

2012年末からアベノミクス相場が始まり、長く株価は好調が続いたが、2018年の日本の株式市場は大荒れ。2019年も先行きが不透明な状況が続いている。そこで、ダイヤモンド・ザイでは、巻頭特集「日本株新予測&反撃の最強株95」で、ストラテジストやエコノミストといった”相場の目利き”が、2019年度の日本の株式市場の動向をどのように見ているか取材。そのほか、株価が低調なときにも着実に利益を上げて、資産を増やした個人投資家に、売買テクニックのコツも聞いている。

今回は、10年で元手を25倍以上に増やし、4.5億円の資産を保有する個人投資家・インヴェスドクターさんの記事を抜粋! インヴェスドクターさんは底値買いの達人で、相場の暴落時に積極的に投資することで莫大な資産を築き上げてきた。ここでは、インヴェスドクターさんの銘柄選びのルールや売買タイミングの見極め方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。

下げ相場が続いた2018年も、20%超の利益を獲得!
「暴落時の底値買い」で10年で資産を25倍以上に!

 2018年は、凄腕の個人投資家でも投資成績がマイナスとなった人が続出した。だが、そんな難しい相場でも、年率で25%も資産を増やしたのがインヴェスドクターさんだ。

 「株式投資はリーマンショック後の2008年秋に始めたので、アベノミクス相場に乗っただけ」と本人は謙遜するが、投資を始めてからわずか10年で資産額は元手の25倍以上の4億5000万円に。特筆すべきは、日経平均株価が年間でマイナスとなった年を含め、すべての年で資産を増やしていること。

 「20銘柄程度に分散して、リスクを取りすぎないようにしています。あとは、相場の楽観時に安易に株を買わないこと。機会損失はつらいですが、買いそびれた銘柄も追いません。例えば高値を更新中の『ワークマン(7564)』などは買いたかったですけど、安値で買えなかったのであきらめました」

 また、相場の平常時は、投資資金のうち、20%以上を現金で持つように意識している。「年に1~2回ある、市場がパニックになって投げ売り状態になった時に、この資金で底値の株を買うのです。市場が恐怖で支配されている総悲観のときこそチャンスです」

 パニック状態かは、「25日騰落レシオ」で判断する(下図参照)。25日騰落レシオとは、市場の過熱感を見る指標で、「25日間の値上がり銘柄数の合計/25日間の値下がり銘柄数の合計」で算出。100%が中立で70%台以下が底値ゾーンと判断される。

 「騰落レシオが60%台まで下落したら、残りの資金を投入します。70%台でも底値ゾーンなので、60%台は厳しめの設定です。直近では、日経平均株価が1万9000円を割れた2018年の12月26日に60%台になりました」

 相場のパニック時に買い向かうのは勇気がいりそうだが……。

 「これは慣れです。最初は手が震えました。ですが、暴落時の底値買いは、最大の攻撃で、最大の防御。下げは限定的ですし、反発すれば大きな利益が狙えます。自信がある場合、信用取引も使います」

暴落時に買う銘柄は事前にリサーチしてリストアップ!
2018年末の暴落で購入したのは「コマツ」と「ソフトバンクG」

 2018年12月の暴落で購入したのは、事前にリストアップしていた「コマツ(6301)」と「ソフトバンクグループ(9984)」だという。

 「『コマツ』は配当利回りが約4%で、最高益見込み。PER9倍の2200円台まで下落したので購入しました。社長が『中国関連株と思われるのは迷惑』というニュアンスの発言もしています。6000円台で拾えた『ソフトバンクグループ』は、子会社のIPOで資産規模が拡大したのに株価が急落していたので注目。どちらも信用買いで買った分は短期で利益を確定。現物分は大きく利益を伸ばすため、保有を継続しています」

悲観的な下げ相場であえて買う!

 現物で買った場合、保有期間は1年程度。買値から50~100%株価が上昇したら、半分は売る。

 「利益の確保が優先。それから業績や割安度(PER・PBR)をみて、保有継続を検討します。『ソフトバンクグループ』は1万1000円まで上昇したので、利益確定するか悩んでいます」

 小型株も積極的に組み入れる。「例えば小型の割安株は、PBR1倍以下、PER12倍以下、時価総額200億円以下、自己資本比率70%以上でスクリーニング。この条件をクリアし、3年連続で営業利益が伸びていれば候補になります」

 過度に情報を追わないことも心がけている。「SNSは最新情報を入手するには有益なツールですが、煽り系や悲観論に惑わされやすい。苦手な業種も買いません。医者ですが、バイオ株とは相性が悪いんですよ」
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 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ6月号の巻頭特集「日本株新予測&反撃の最強株95」から、下げ相場でも利益を出している個人投資家の売買ルールを抜粋した。特集ではその他の個人投資家にも登場してもらっているほか、急落時に狙い目の銘柄も公開。今後の日本株市場の動向予測なども紹介しているので、ぜひチェックを!

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