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2012年6月14日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~岩崎電などLED関連の一角に短期資金

14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・大引けにかけては一段と動きづらく
・ドル・円は79円41銭付近、日銀の金融政策決定会合警戒で下げ渋る
・岩崎電<6924>などLED関連の一角に短期資金、資金の逃げ足の早さには注意


■大引けにかけては一段と動きづらく

日経平均は反落。59.33円安の8528.51円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を
終えた。米株安を受けて、シカゴ先物(8530円)にサヤ寄せする格好で始まった。ま
た、米格付け会社ムーディーズがスペインの信用格付けを3段階引き下げたことが嫌
気され、景気敏感セクターを中心に売りが先行している面もある。

しかし、きょうからの日銀の金融政策決定会合に対する期待も強く、底値を探るタイ
ミングとの見方もあり、証券や銀行、保険などに買戻しとみられる動きも散見され
る。東証1部の騰落銘柄は、値上がり357に対して値下がり1117、変わらず165と、値
下がり数が全体の6割を超えている。

物色は売られ過ぎのセクターや銘柄などのほか、日経平均の日中値幅が30円程度にと
どまるなか、低位の材料株の一角にもシフト。また、テーマ性ではLED関連の一角が
動意付いている。

証券や銀行、保険などに買戻しがみられているほか、ユーロ圏への警戒が根強い中
で、ニコン<7731>などもしっかりであり、欧州イベントを警戒しつつも、各国の金融
政策への期待からショートカバーが入っているとみられる。また、イベント通過後の
リスク軽減を想定した押し目狙いの動きもありそうだ。

ただし、欧米市場では米格付け会社ムーディーズがスペインの信用格付けを3段階引
き下げた影響をこれから織り込むとみられ、大引けにかけては一段と動きづらくなり
そうである。金融政策への期待から底堅さは意識されそうだが、商いは一段と細る可
能性がある。物色については低位の材料銘柄に偏りそうだ。

■ドル・円は79円41銭付近、日銀の金融政策決定会合警戒で下げ渋る

ドル・円は79円41銭付近。ここまでのドル・円は、79円45銭から79円32銭で推移。米
経済指標の悪化を受けた追加緩和観測や、米格付け会社ムーディーズによるスペイン
格下げで、ドル・円は軟調に推移。ただ、今日14日から明日15日にかけて開かれる日
本銀行の金融政策決定会合を警戒して、下げ渋る展開となっている。

ユーロ・ドルは、1.2578ドルから1.2553ドルで推移。米追加緩和観測を受けたドル売
り優勢地合いで底堅く推移しているが、スペイン格下げを受けて伸び悩む展開。ユー
ロ・円は、99円85銭から99円64銭まで軟調に推移。

12時04分現在のドル・円は79円41銭、ユーロ・円は99円76銭、ポンド・円は123円23
銭、豪ドル・円は78円99銭付近で推移。上海総合指数は、2304.92(前日比-0.60%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均はギリシャ再選挙を控え連日の模様眺めムード
・岩崎電<6924>などLED関連の一角に短期資金、資金の逃げ足の早さには注意

・後場も様子見ムード継続か、引き続き材料株による短期値幅取り狙いが中心に


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 20年国債の入札結果発表
13:30 4月鉱工業生産確報値
14:00 日銀金融政策決定会合(15日まで)
16:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

15:00 独・5月卸売物価指数(4月:前年比+2.4%)
16:30 スイス中央銀行が金融政策発表(政策金利は0.00%で現状維持の予想)