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2012年6月18日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):みずほFG、マツダ、KLabなど

みずほFG<8411>:124円(前週末+2円)
買い先行。ギリシャ再選挙において財政緊縮派が勝利したことで、ギリシャのユーロ
圏離脱などに伴う金融システムショックへの警戒感が、短期的に後退する展開となっ
ている。他のメガバンク同様に買いが先行する展開へ。また、同社に関しては、SMBC
日興証券が投資判断を「2」から「1」に格上げで150円目標に、構内改革の進捗を評
価しているもよう。野村でも改革期待を背景に、目標株価を170円から200円にまで引
き上げているようだ。

マツダ<7261>:104円(同+4円)
買い先行の展開。ギリシャ再選挙の結果を受けて、欧州債務問題に対する目先の警戒
感が後退する格好となり、為替市場では円安ユーロ高に反転の動きとなっている。円
高、とりわけ、対ユーロで円高の影響が大きいとされる同社には買い安心感が先行す
る形にもなっている。同様に、欧州ウェイトが高く、足元まで売り込まれてきた板硝
子<5202>などにも買いが先行する状況に。

KLab<3656>:590円(同+80円)
上昇率トップ。DeNA<2432>の大規模自社株買いや第1四半期の業績見通し発表を受け
て、先週末にはSNS関連が一斉高、先週末の段階ではグリー<3632>やDeNAと比較して
出遅れ感が目立っていた同社に、本日は関心が集中する状況のもよう。また、現在は
自己株式の取得期間中であり、先週明らかになっている順調な取得状況なども評価
か。さらに、6月28日にはTOPIX組入れなどの需給イベントも見込まれている。


住友商事<8053>:1083円(同+24円)
買い優勢の展開。株価の低迷を受けて、総合商社各社の配当利回りは歴史的な高水準
に達していると報じられている。ギリシャ再選挙結果を受けて過度なリスクオフの流
れが弱まるなか、見直しの動きにもつながっているようだ。同社の配当利回りも
4.7%と高水準となっている。なお、明日19日には高配当株投信が設定される予定、
同社は参考ポートフォリオにもリストアップされており、需給思惑なども高まる状況
へ。

イビデン<4062>:1503円(同+75円)
上昇が目立つ。メリルリンチ(ML)が同社の投資判断を「中立」から「買い」に格上
げ、目標株価を1900円としていることが買い材料につながっている。MLでは、今後
は、Windows8やUltrabook投入を背景としたCPUパッケージの需要回復、スマホ向け
PCB数量需要増と損益改善などが株価上昇の要因になるとみているもよう。今期会社
計画は保守的な印象が強いとして、営業利益は会社計画180億円を上回る227億円を予
想しているようだ。

酒井重工業<6358>:270円(同+15円)
出来高を伴い続伸。東証では日々公表銘柄指定を解除としており、証券ディーラーな
ど参加者層の拡大が期待される状況のもよう。5月初めの高値から株価は調整が続い
ており、足元では出来高も減少傾向が強まっていた。出来高の回復に伴い、改めて足
元の好業績を評価する動きが強まるとの期待感も先行へ。

日本電気硝子<5214>:468円(同+19円)
しっかり。メリルリンチ(ML)では、足元の業績は堅調に推移、第1四半期業績は会
社予想範囲の平均を上回ると想定しているもよう。会社側の予想営業利益レンジ25-
70億円に対して、MLでは70億円と予想。液晶ガラスの出荷が堅調に推移しているほ
か、価格下落ピッチは前四半期に比較して顕著に緩和の様子とも。過度な警戒感の後
退につながり、買い戻しの動きが優勢となる格好に。

スタートトゥデイ<3092>:1146円(同+69円)
買い優勢で、前週末に発表した自己株式の取得実施を好感する動きが先行している。
発行済み株式数の2.73%に当たる300万株を上限としており、取得期間は本日18日か
ら8月末までとしている。また、中間配当の実施、並びに年間配当金の15円から20円
引き上げなども併せて発表、株主還元策の強化に評価が高まる格好へ。月次売上高の
伸び悩みなども重なって、足元では下落ピッチを強めていたため、反発色を強める格
好の支援材料にもつながる。

竹内製作<6432>:609円(同+46円)
大幅反発。ギリシャの再選挙において緊縮派が勝利したことを受けて、ユーロ・円な
どが円高一服となっていることが好感されている。同社については、海外売上高比率
の高さを背景に、足元の円高進行局面で大幅安となっており、過度な円高警戒感の後
退でリターンリバーサル狙いの動きが強まる格好に。ちなみに、4月中旬の高値から
直近安値までの下落率は約40%に達していた。

3Dマトリックス<7777>:4810円(同+180円)
買い優勢。先週、今期の大幅な増収増益見通しを発表したことが、引き続き好材料視
されている。また、いちよしでは投資判断を未付与であるものの、止血材の当局の審
査は順調と見られ、今第2四半期に国内で承認される可能性があると指摘。今期は止
血材の第2四半期での承認を前提に、前期比125.8%増収、同94.2%経常増益を予想し
ている。

日風開<2766>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。先週末もストップ高まで急伸となったが、引き続き、短期資金
による物色で賑わう展開となっている。風力や太陽光など再生可能エネルギーで作る
電力の全量買い取り制度において、既存発電設備分を買い取り対象に含める案への期
待感が再燃する格好のようだ。先週末に発売された四季報では、既存風力発電の高値
買い取りが認められれば大化けの可能性とも指摘されていた。

ドリコム<3793>:77000円(同+6200円)
大幅続伸。同社のほか、エイチーム<3662>やクルーズ<2138>など、ソーシャルゲーム
関連が揃って強い動きとなっている。先週末はDeNA<2432>が自社株買いを発表し
急伸となったことを背景にSNS関連が一斉高となったが、引き続き、見直しの流れ
となっている。また、同社については、今期の大幅増益見通しを発表しているが、業
績予想はコンプリートガチャを行わない前提の数値を示しており、業績面への安心感
が支援材料にも。

きちり<3082>:474000円(同+70000円)
ストップ高買い気配。今期営業利益見通しを3.8億円から4.4億円へと上方修正した。
売上高についてはやや下振れとなる見込みだが、仕入・物流コストの低減や店舗コス
トの最適化などが寄与するようだ。四季報予想であった4.1億円を上回り、ポジティ
ブなインパクトが強まっている。また、同時に6月末をもって1株を200株に分割し、
単元株を100株にすると発表したことも支援材料に。