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2012年6月20日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~各国の追加緩和期待で金融などに関心が向かうか

20日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:FOMC、MSCI結果待ちでこう着相場に
■外資系証券9社の注文動向:差し引き30万株の買い越し
■前場の注目材料:各国の追加緩和期待で金融、不動産への関心が高まる可能性


■FOMC、MSCI結果待ちでこう着相場に

☆日経225想定レンジ:上限8740円-下限8660円

欧米市場の上昇の流れを受けて、買い先行のスタートになろう。欧州市場ではスペイ
ン短期国債の入札結果が市場予想よりやや良好だったことが好感された。また、米国
市場ではスペイン10年国債利回りが依然7%台で高止まりするなか、連邦公開市場委
員会(FOMC)の結果を前に、追加緩和策への期待が高まった。シカゴ日経225先物清
算値は、大証比45円高の8695円だった。

ただし、買い一巡後はこれまで同様、こう着感の強い相場展開が続くとみられる。
FOMCでは今月末で終了する金融緩和策ツイスト・オペが延長されるとみられる一方、
量的緩和第3弾(QE3)は温存する可能性がある。発表後にはバーナンキFRB議長の会
見も注目されるため、これらを見極めたいとのムードが高まる。

また、明日の早朝にも、MSCIが韓国と台湾の先進国指数への格上げを発表する可能性
があるとの見方が、積極的な売買を手控えさせるだろう。昨年は格上げが見送られた
が、格上げとなった場合には日本のシェア低下による資金流出が警戒されている。ま
ずはこれらのイベント通過を待ちたいところである。

そのため、売買代金は7営業日連続で1兆円を下回っている状況に変化はみられず、日
経平均はボリンジャーバンドの+1σと中心値(25日)とのレンジ内での推移が続くだ
ろう。ただし、ボリンジャーバンドのバンドは収れんしてきており、より膠着感が強
まる半面、その後のトレンドは出やすくなる。一目均衡表の遅行スパンの上方シグナ
ル発生の可能性も出てきている。

注目イベントとテクニカルシグナル発生のタイミングが重なりつつあり、売られ過ぎ
のセクターや銘柄に対する押し目拾いのスタンスは継続させたい。

■外資系証券9社の注文動向:差し引き30万株の買い越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1580万株、買い1610万株、差し引き30万
株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

6月13日(水):140万株の売り越し
6月14日(木):350万株の売り越し
6月15日(金):160万株の売り越し
6月18日(月):170万株の売り越し
6月19日(火):170万株の売り越し

■前場の注目材料

・米国株高やユーロ・円が100円台回復、ユーロ高メリット関連に買い戻しが向かう

・各国の追加緩和期待で金融、不動産への関心が高まる可能性
・買い一巡後は米FOMC待ちで様子見ムードになりやすそう

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(5月22、23日分)
08:50 5月貿易統計(予想-5444億円、4月-5220億円)
10:00 KDDI<%%%9433%%%>、株主総会(品川プリンスホテル)
11:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

09:30 豪・4月ウエストパック景気先行指数(3月:前月比+0.4%)