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2012年6月20日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):北越紀州製紙、サニックス、三菱重工など

北越紀州製紙<3865>:401円(前日比+12円)
買い先行。大王製紙<3880>の株式約2割を創業家から取得、筆頭株主となる方針を固
めたと報じられている。取得金額は約100億円とされている。主力製品や販売地域な
どの面でシナジー効果が大きいと見られ、提携に伴う規模の拡大をストレートに好感
する動きが先行する形に。大王製紙も創業家との対立状況が沈静化するとの見方を含
め、評価が高まる流れとなっている。そのほか、製紙業界再編の流れ波及を思惑視し
て、三菱製紙<3864>なども人気化へ。

サニックス<4651>:284円(同+33円)
急伸で上昇率トップ。太陽光発電の買取価格正式決定を受けて、昨日19日から太陽光
エネルギー関連が幅広く買われる展開になっている。前日には大和が、日本の太陽光
発電市場拡大による恩恵が大きいのは、ウエストHD<1407>、高島<8007>、同社など、
国内を中心に開発、施工、卸売り事業を手掛ける企業であるとの見方に変更は無いと
しており、本日は同社や三晃金属<1972>が値を飛ばす展開に。

エヌピーシー<6255>:334円(同+21円)
大幅続伸。昨日も出来高を伴って大幅高となったが、本日も現時点で売買代金はマザ
ーズ市場でトップとなっている。太陽光発電の買取価格決定を受けて、同社やフェロ
ーテック<6890>などについては、太陽光発電関連として見直されているようだ。ま
た、5月以降の短期的な売られ過ぎ感も意識され、リターンリバーサルを狙った動き
が強まりやすい面もあるようだ。

三菱重工<7011>:313円(同-10円)
売り先行の展開。前日にも伝わっていた海外紙の報道をマイナス材料と捉える向きが
多いようだ。米原子力規制委員会では、カリフォルニア州のサンオノフレ原子力発電
所において、配管の一部が破損して微量の放射性物質が漏れた今年1月の事故の原因
について、修繕を担当した同社の設計ミスの可能性を指摘しているもよう。影響を警
戒した海外勢の売りが中心とみられるが、一時14円安まで売られた後は下げ渋る。


アンリツ<6754>:864円(同+42円)
買い優勢の展開。スマホなどの製造・開発に使う計測装置の生産能力を5割増強する
と報じられている。来年7月の稼働を目指して、基幹部品を生産する新工場を建設す
る計画のようだ。現在、ハイテク業界の中では業績の好調さが際立つ状況となってい
るが、供給能力拡大に伴い、今後も好業績が継続していくとの見方が高まる展開に。


ホンダ<7267>:2579円(同+30円)
しっかり。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も
3200円から3400円に引き上げており、買い材料視もされているようだ。野村では、強
固な財務体質や高収益体質を考慮すると、株価下落は行きすぎと判断しているもよ
う。足元では、収益の柱となる米国市場において、想定以上のペースでシェアが回復
しているとも指摘している。

ヤフー<4689>:24110円(同+880円)
大幅反発。CCCとの資本業務提携を発表、ドイツ証券では、日本最大級のリアル店舗
ポイントネットワークとの一体化は競争上収穫であろうと評価しているもよう。加え
て、Bhartiグループの一社とインドにおけるポータル事業の合弁設立も発表してい
る。UBSでは、新経営体制になって、注力領域の絞込みや意思決定の高速化は明確に
感じられると評価へ。

ツルハHD<3391>:4795円(同+220円)
買い先行の展開。同社が前日に発表した決算内容が評価材料視されている。営業利益
実績は191億円で前期比20.9%増益、第3四半期決算時に上方修正した水準での着地と
なっている。今期は204億円で同6.9%増と増益をキープする見通しに。また、SMBC日
興証券では投資判断「1」を継続、目標株価を5600円から6200円に引き上げ、引き続
き中期的な利益成長が続くと予想している。なお、6月の既存店売上高も好調推移を
継続のもよう。

参天製薬<4536>:3100円(同+148円)
大幅上昇。モルガン・スタンレー(MS)が同社の投資判断を「イコールウェイト」か
ら「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3000円から3400円に引き上げているこ
となどが好感されている。MSでは、減益見通しを受けて株価は下落しており、投資魅
力が増しているとの評価。中長期安定成長銘柄との位置づけには変化がないとしてい
るほか、年末から年初にかけては次の新薬数品が出てくるなど、成長ドライバーも浮
上してくるとの見方。

セラーテム<%%%4330%%%>:ストップ安売り気配
ストップ安売り気配。大証が同社株を7月20日付けでの上場廃止を発表したことを受
けて、処分売りが膨らんでいる。3月に同社と代表取締役社長らが、金融商品取引法
違反の疑いで証券取引等監視委員会に告発され、東京地検が起訴。また、2012年6月
期第3四半期財務諸表について、監査法人が「結論を表明しない」としていた。な
お、本日から1ヵ月は整理銘柄に指定される。

サッポロDgS<2786>:2300円(同-117円)
売り優勢。昨日は第1四半期決算を発表し、営業利益は前年同期比48%減の1.4億円、
最終利益は同50%減の7300万円と大幅減益となったことが嫌気されている。食品や化
粧品、日用品などの販売が堅調で、売上高については前年同期を8%上回った。一
方、チラシセールの再開による採算悪化によって利益率が低下したことが利益面の重
しに。

ライフネット<7157>:1083円(同+55円)
買い優勢。本日は、ジャスダック市場に日本エマージェンシーアシスタンス<6063>が
新規上場。主要市場では約2ヵ月ぶりのIPOで買い気配からのスタートとなってお
り、同社やエイチーム<3662>など、直近IPO銘柄の一角にも物色が波及する格好
に。また、同社については、保有契約件数が13万件を突破したと発表し、加入者の順
調な拡大も支援材料に。

EAJ<6063>:1446円
本日ジャスダック市場に新規上場し、初値は公開価格を約27%上回る1400円となっ
た。独自のビジネスモデルで順調に業績を伸ばしている点が評価されたほか、主要市
場では約2ヵ月ぶりのIPOとなったことも支援材料となったようだ。なお、主幹事
の野村では、既存事業のシェア拡大などによって利益成長が見込まれるほか、中期的
には、世界的に大きな成長が見込まれる市場であるメディカルツーリズム関連事業の
成長ポテンシャルにも注目とコメント。