最下層からの成り上がり投資術!
【第11回】 2012年6月26日 藤井 英敏

全体相場は停滞中。
なら、IPO銘柄を「値動きだけ」に注目して買え!

直近で見つけた、成り上がり銘柄とは?

 6月20日に、日本エマージェンシーアシスタンス(6063)がJASDAQに新規上場しました。日本エマージェンシーアシスタンスの想定公開価格は1200円でした。仮条件は1100円~1200円で、公募価格は仮条件下限の1100円で決まりました。

 初値は公募価格を27.27%上回る1400円でしたが、6月25日前場には一時2510円まで上昇しました。20日、21日、22日、そして25日のわずか4営業日で、初値からの上場幅は1110円、上昇率は79.29%に達しています。

 IPOに関しては、5月29日に、北の達人(2930)が札幌アンビシャスに上場しましたが、これは地方銘柄であり、メジャー市場(東証マザーズ、大証JASDAQ)の上場案件としては、4月27日のチャーム・ケア・コーポレーション(6062)のJASDAQ上場以来、久しぶりの案件でした。

 ちなみに、日本エマージェンシーアシスタンスの主たる事業は、医療アシスタンス事業及びライフアシスタンス事業です。

 医療アシスタンスサービスとは、海外旅行や海外駐在、海外渡航中に病気や怪我をしたサービス受益者が、自国にいるときと比べて不自由なく必要な医療を受けられるように「コーディネート」するサービスのことです。ライフアシスタンス事業では、クレジットカード会社のカードホルダーに対するコンシェルジュサービスを提供しています。具体的には、主に海外出張中、海外旅行中の富裕層向けカードホルダーに対して、著名・高級レストランの予約や買い物支援などの海外生活のアレンジを行います

 ところで、公募価格が仮条件下限の1100円で決まったということは、この案件はあまり需要がなかった(人気がなかった)といえます。一方、オーバーアロットメント(公募・売出しの数量を超える需要があった場合に主幹事会社が追加的に販売すること)の売出は上限の5万1400株でした。この結果、市場からの吸収金額は4.3億円で決まりました。

 人気がなかったのに、初値が付いた後、株価は急騰しました。成り上がるなら、このような案件を見逃す手はありません。