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2012年6月26日 フィスコ

売り一巡後の反転も期待しづらく、短期的な材料株物色に

 欧米市場の下落の流れを受けて売り先行のスタートとなり、その後も反転を期待し
づらい相場展開が予想される。28-29日開催の欧州連合(EU)首脳会議で債務危機に
十分な取り組みが進まないとの警戒感から欧米市場は下落した。
 また、米格付け会社ムーディーズは、スペインの銀行28行の長期債務・預金格付け
を1-4段階引き下げている。スペイン政府は経営不振の銀行業界向け金融支援をEUに
正式に要請したことで想定された動きとは考えられるが、米国市場の取引終了後の発
表だけに、海外市場の反応を見極めたいところであろう。

 国内についても消費税増税を柱とした一体改革関連法案が、衆院特別委員会と本会
議で採決される。民主党内は消費増税関連法案の採決で棄権・欠席を含む造反が60人
を超えるとの見方もされている。こちらも市場の反応を見極めたいとして、商いを手
控える要因になりそうだ。

 為替市場ではドル・円が80円、ユーロ・円が100円を再び割り込んで推移。欧州情
勢の改善期待から過度な警戒の修正による円高の一服が期待されていたこともあり、
為替動向に神経質になりそうだ。昨日の東証1部の出来高は13億株台、売買代金は
9000億円を下回るなど低水準である。

 物色としては、SNSゲームを手掛けているモブキャスト<3664>がマザーズに上場す
る。これがSNS関連への物色に波及するかが注目されるほか、復興関連や省エネ関連
などの材料株に資金が向かいやすいだろう。ただし、より短期的な値幅取り狙いにと
どまる可能性があり、フットワークが求められそうだ。

 なお、25日のNY市場でダウ平均は138.12ドル安の12502.66、ナスダックは56.26ポ
イント安の2836.16。シカゴ日経225先物清算値は大証比80円安の8640円。ADRの日本
株はトヨタ<7203>、キヤノン<7751>、三井住友<8316>、三菱商<8058>、デンソー
<6902>、コマツ<6301>など、対東証比較(1ドル79.68円換算)で全般軟調だった。