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2012年6月26日 フィスコ

底堅さは意識されるも商いは膨れず

 日経平均は小幅に続落。43.70円安の8690.92円(出来高概算7億5000万株)で前場
の取引を終えた。28-29日開催の欧州連合(EU)首脳会議に対する期待感が後退した
ほか、米格付け会社ムーディーズによる、スペインの銀行28行の格下げが嫌気され
た。また、国内についても消費税増税を柱とした一体改革関連法案の採決、その後の
市場反応を見極めたいとする手控えムードも強かった。日経平均が8700円を下回るの
は5営業日ぶり。
 物色は電力や陸運、サービス、小売、食品、情報通信など、内需・ディフェンシブ
系にシフトしている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり728に対して値下がり764、変
わらず180と高安まちまち。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下げて
いるが、大型株の弱さが目立つ状況。本日上場したSNSゲームを展開するモブキャス
ト<3664>は買い気配で推移しており、他のSNS関連や直近IPO銘柄への支援材料に。
 消費税増税を柱とした一体改革関連法案は午後に衆院を通過する予定。民主党内の
棄権・欠席を含む造反の動きなどを受けた市場の反応を見極めたいところであろう。
また、株主総会がピークとなるなか、底堅さが意識されるものの、商いは膨らみづら
い状況であり、薄商いのなかでインデックス売買に振らされやすい。
 また、米格付け会社ムーディーズによるスペインの銀行28行の引き下げは米国市場
の取引終了後の発表だけに、海外市場の反応を見極めたいところである。そのため、
後場の方向感は掴みづらく、物色は中小型株や低位の材料株での短期的な商いにとど
まりそうである。
(村瀬智一)