株式レポート
2019年7月16日 マネックス証券

(まとめ)米国株は史上最高値更新も円高が嫌気され日経平均は150円安と反落 - 市況概況

東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は150円安の2万1535円と反落しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数も下落しましたが新興市場のマザーズ指数は上昇しました。先週末および昨日の米国市場で主要指数は上昇し史上最高値を更新しましたが、ドル円が107円台まで円高に振れたことが嫌気され日経平均は41円安の2万1644円と小安く寄り付きました。日経平均は寄り付き後もほとんど反発することなく下げ幅を広げると一時は171円安の2万1514円と2万1500円の節目近辺まで下落しました。前場を159円安で終えた日経平均は後場に入っても安値圏での軟調な推移が続き結局150円安で取引を終えました。東証1部の売買代金は1兆7423億円となりました。

東証33業種は輸送用機器、その他金融業、金属製品、その他製品の4業種のみ上昇し残る29業種は下落しました。中でも石油石炭製品、電気・ガス業、鉱業、精密機器などの下げが大きくなりました。

2.個別銘柄等

東証1部の売買代金上位銘柄は下落した銘柄が多くなりました。ファーストリテイリング(9983)が小幅に下げたほか、ソニー(6758)、任天堂(7974)、ソフトバンクグループ(9984)、村田製作所(6981)、ZOZO(3092)、三菱UFJ(8306)、NTT(9432)がいずれも下落しました。一方で売買代金トップのトヨタ自動車(7203)とキーエンス(6861)は上昇しています。

材料が出たところでは、九州を中心にドラッグストアを展開するコスモス薬品(3349)が8%近い大幅高となりました。前期決算が従来の業績予想を上回って着地したほか、今期の業績予想も消費税増税を控える中でも増益予想としたことが好感されたとみられます。また、人材派遣の大手のパソナグループ(2168)も前期決算が従来予想を上回って着地し今期予想も増収増益としたことが好感され7%近く上昇しました。さらにコーヒーチェーンやパスタ店等を展開するドトール・日レスホールディングス(3087)は第1四半期の決算が増収増益で着地したことが好感され3.7%高となっています。

VIEW POINT: 明日への視点

米国株が連日で史上最高値更新と堅調ななか日本市場は非常に弱い値動きで反落しました。ドル円動向が株価の重荷となっているほか来週から始まる3月決算企業の決算発表を見極めたいとの思惑も広がっているのかもしれません。今週はやや材料難といったところですが、引き続きドル円動向をにらみながらの展開になるとみられます。なお本日の21時半に6月の米小売売上高が発表されます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)