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2019年7月18日 フィスコ

3Dマトリクス---欧州、オーストラリアで止血材の売上が拡大中

<7777>  3Dマトリクス  -  -
スリー・ディー・マトリックス<7777>は2004年に設立されたバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業である。米マサチューセッツ工科大学において開発された「自己組織化ペプチド技術」を使って、外科医療分野の吸収性局所止血材(以下、止血材)「PuraStat®」や粘膜隆起材、再生医療分野の歯槽骨再建材や創傷治癒材のほか、医薬品分野では核酸医薬向け等のDDS(ドラッグ・デリバリー・システム)の開発を国内外で進めている。
2019年4月期の事業収益は前期比43.8%増の328百万円、営業損失は2,267百万円(前期は1,874百万円の損失)となった。止血材売上は欧州向けが前期比25.5%増の192百万円、アジア・オセアニア向けが同86.8%増の127百万円と大幅増となり、特に第4四半期だけで見ると前年同期比122.7%増の130百万円、前四半期比でも75.7%増と大きく伸張した点は注目される。ドイツやイギリスで内視鏡領域、オーストラリアでは内視鏡領域及び耳鼻咽喉科領域(以下、ENT領域)で、同社製品を利用する医師が増え始めたことが主因だ。オーストラリアについては第3四半期以降、卸販売から直販に切り替えたことで販売価格が2倍に上昇したことも増収要因となっている。なお、欧州全域における独占販売権契約については、期末までには纏まらなかったものの2019年6月に消化器内視鏡領域で富士フイルムホールディングス<4901>の子会社、FUJIFILM Europe BV(以下、FUJIFILM)と締結したことを発表している。