株データブックWeb「記者が斬る!」
【第16回】 2012年7月2日 ザイ・オンライン編集部

公募価格の3倍になったモブキャストに続けるか!?
2012年7月に新規公開する3銘柄の初値を大予想!

IPO特集第1弾 「IPOで騰がる株」の3条件とは?

現時点の予想では最も低い銘柄で公開価格の30%増

 お待たせしました。小川さんによる3銘柄の初値予想だが、現在の相場環境が持続するという前提だが「もっとも上昇率が高くなりそうなのはエニグモで、公開価格の2倍はいくでしょう」(小川さん)

 「先に挙げた、IPO銘柄で騰がる株の共通項を考えると、最も合致するのがエニグモで、あとの2つはちょっと異なるというのが根拠のベース」と小川さん。「エニグモは3社の中で最も業績がしっかりしている。上場後の株価をイメージすると、初値が非常に上がり、過熱感の解消とともにいったんは下がるものの、また業績を確認して上がる銘柄となりそう。筆頭株主が同じネット系の企業というのも、安心感があります」。

 次に高くなりそうなのがワイヤレスゲート。同社の販売代理を行うヨドバシカメラは、店舗数こそ多くないがネット関連の営業は非常に強いようだと、小川さん。「その意味で業績に安心感があります。また、事業の参入障壁も高いと考えています。相場全体のムードにもよりますが、5割から3割程度は騰がるのではないか」(小川さん)

 一番厳しくなったのがアクトコールで、初値は公開価格の30%増しくらいと予想する。6月29日現在、3銘柄の公開価格は未定。唯一、アクトコールだけが仮条件が決まっている。それが1600円~1700円であり、小川さんの予想でいけば、公開価格が仮に1700円とすると約2200円が初値となる計算だ。

 「ネット関連という意味では3社の中では最も縁遠い。事業への参入障壁は低く、この会社しかできないこととなると、他の2社よりは少ないと言わざるを得ません」と小川さん。それでも「IPOがはやされる現在の相場環境からすれば、3割ぐらいは騰がると予想します」