最下層からの成り上がり投資術!
【第12回】 2012年7月2日 藤井 英敏

成り上がるための仕手株攻略法!
テクニカル分析で売買すれば怖くない!

日経平均は短期的にはリバウンド中

 なお、全体相場ですが、7月2日前場の日経平均は続伸して始まり、取引時間中としては5月9日以来約2カ月ぶりに9100円を上回る場面がありました。ユーロ圏首脳が6月29日、金融市場の安定のために金融安全網から民間銀行に資本を直接注入できる仕組みで合意しました。これが好感された結果です。

日経平均株価(日足)緑が5日、赤が25日、青が75日移動平均線(出所:株マップ)

 TOPIXは6月4日、ギリシャのユーロ離脱までの最悪シナリオを織り込む格好で、バブル経済崩壊後の最安値を3年3カ月ぶりに更新しました。その後、政策期待が芽生え、過度の悲観が後退し、底入れしました。

 しかしながら、6月29日現在、東証一部のPBRは0.94倍と、なお1倍を割り込んでいます。日経225のそれは0.96倍です。このため、目先のバリュエーション的な戻りメドとしては、TOPIXでPBR1倍の819.23ポイント、日経225で9382.06円が意識されそうです。

 一方、テクニカル的には、26週移動平均線(6月29日現在、9171.08円)は3週連続で上昇です。13週移動平均線(同、9015.99円)は7週連続で下降しました。

 今週は12年4月6日の週の終値である9688.45円を上回らないと、13週移動平均線は8週連続で下降します。ハードルが高いため、13週移動平均線は8週連続で下降する見通しです。

 29日時点において、日経平均は26週移動平均線・13週移動平均線共に下回っています。また、13週移動平均線が下向きです。このため、中期的な下落トレンドが発生中とみています。

 ただし、騰落レシオ(25日移動平均)は29日現在122.88%でした。前週の111.13%から上昇しました。上昇は4週連続です。売られ過ぎレベルからの改善傾向を示しています。また、13週移動平均線との乖離率が6月15日のマイナス6.78%、22日にはマイナス3.30%、そして、29日はマイナス0.10%と、逆乖離が解消しつつあります。

 このように、明らかにリバウンドが継続していますので、目先的な最大の戻りメドについては、5月2日の週と11日の週とで空けた窓(9207.56円~9332.79円)埋めとみています。