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2012年7月3日 フィスコ

世界的な緩和期待がショートカバーを誘うか

 日経平均は反発。68.69円高の9072.17円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引
を終えた。週明けの米国市場は経済指標の悪化が嫌気されたが、追加緩和期待が下支
えとなり、押し目狙いの買いが先行。欧州理事会での利下げ期待や米雇用統計での改
善期待、来週の日銀の金融政策決定会合などを控えていることもあり、世界的な緩和
期待によって押し目買いの流れに。
 銀行、保険など金融セクターが堅調ななか、次第にハイテクや自動車などへも物色
に拡がりがみられており、日経平均はじりじりと上げ幅を拡げた。東証1部の騰落銘
柄は、値上がり1302に対して値下がり239、変わらず131と、値上がり数が全体の7割
を超えている。
 日経平均は9000円処での底堅さが意識されるなか、じりじりと上げ幅を拡げてきて
いる。前引け直後の地震発生によって先物市場では波乱の局面もみられたが、その後
は落ち着いた値動きに。日経平均は、昨日は寄り付きが高値、大引けが安値となる形
で陰線を形成していた。この陰線を徐々に吸収してきており、先物市場ではショート
カバーが意識されやすくなった。
 今晩の米国市場は翌日の独立記念日の祝日の前となるため午後1時までの短縮取引
となる。商いは膨らみづらいところではあるが、世界的な緩和期待によって金融セク
ターを中心とした見直しの流れが強まる可能性はありそうだ。需給妙味の大きい銘柄
などは、買い戻しへの思惑が高まりやすいだろう。
(村瀬智一)