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2012年7月10日 フィスコ

若干リバウンドを想定も、内需・ディフェンシブ系寄りに

 日経平均は前日の大幅な下げの反動から、若干ながらリバウンドが期待される。た
だし、その後はこう着感の強い相場展開が続くことになりそうだ。
 週明けの米国市場はスペイン国債利回り上昇が嫌気されたが、シカゴ日経225先物
清算値は大証比40円高の8920円だった。また、取引終了後に非鉄大手のアルコアが発
表した決算は、減益ながら売上高が市場予想を上回ったことから、時間外取引で小幅
に上昇している。

 欧州情勢については、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は議会証言で、「あらゆ
る必要な」措置を講じる用意があると述べ、追加利下げへの可能性を示唆したと伝え
られている。国内についても11-12日の日銀の金融政策決定会合を控えていることも
あり、緩和期待が下支えとなりそうである。

 一方、上値の重さも意識されやすいだろう。昨日は景気敏感セクターの主力銘柄が
総じて軟調な展開だった。米国では半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス
が、業績予想を下方修正している。決算シーズンに入るなか、業績予想の下方修正が
相次ぐとの警戒も高まりやすく、慎重姿勢は崩せないだろう。

 そのため物色としては、昨日みられていた医薬品など内需・ディフェンシブ系にシ
フトしやすい。また、売買代金が1兆円を下回る状況が続いており、商いが膨れてこ
ないなかでは方向性は出難いと考えられる。個人投資家主導による中小型株や低位材
料株での短期的な値幅取りが中心になりそうだ。

 なお、9日のNY市場でダウ平均は36.18ドル安の12736.29、ナスダックは5.56ポイン
ト安の2931.77。ADRの日本株はトヨタ<%%%7203%%%>、三井住友<%%%8316%%%>、京セラ<%%%6971%%%>が小じ
っかりな半面、NTT<%%%9432%%%>、三井物<%%%8031%%%>、コマツ<%%%6301%%%>が小安いなど、対東証比較
(1ドル79.58円換算)で高安まちまち。