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2012年7月11日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~内需・ディフェンシブ物色の広がりを見極め

11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・期待薄とはいえ緩和期待による物色に
・ドル・円は79円33銭付近、顧客筋などのドル買い散見で下げ渋る
・航空機関連の一角や内需系銘柄に資金が向かう

■期待薄とはいえ緩和期待による物色に

日経平均は続落。32.54円安の8825.19円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を
終えた。半導体関連の下落影響を受けた米株安などが重荷になり、売り先行で始まっ
た。その後ユーロ安が嫌気される格好から一時8797.73円と8800円を割り込む局面も
みられた。ただ、その後はユーロ相場が落ち着きをみせたほか、景気の先行き不安感
が強まっている中国市場も小康状態となり、下げ渋りをみせてきている。


セクターでは証券、その他金融、ゴム製品、サービス、不動産、保険、銀行などが小
じっかり。一方、鉱業、海運、石油石炭、パルプ紙、水産農林、電気機器、繊維、医
薬品などがさえない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり475に対して値下がり1006、変
わらず173と、値下がり数が全体の6割を占めている。

物色の流れをみると、直近で売り込まれていた銘柄の一角には買い戻しがみられるほ
かは、全体としては景気敏感株は手掛けづらいところ。また、期待薄とはいえ、日銀
の金融政策決定会合が開かれているなか、不動産、保険、銀行などには押し目拾い動
きも出ているようである。

一方、規模別指数をみると小型株指数の弱さが目立つ。仕手系色の強い材料銘柄も軒
並み弱い値動きをみせており、本日のところはコア銘柄への物色になりそうである。
また、前場段階では大リーグの影響などもあったとみられるが、後場が始まる頃には
試合は終わっているとみられ、中国市場や為替相場を睨みつつ、緩和期待手掛かりと
した物色による底堅さが意識されそうだ。

■ドル・円は79円33銭付近、顧客筋などのドル買い散見で下げ渋る

ドル・円は79円33銭付近で推移している。ドル・円は79円台前半で推移しているが、
顧客筋などのドル買いが散見されており、ドル・円は79円20銭台で下げ渋っている。
日銀の追加金融緩和への期待が残されていることも、ドル相場を下支えしているとの
見方が多いようだ。

12時12分現在のドル・円は79円33銭、ユーロ・円は97円27銭、ポンド・円は123円15
銭、豪ドル・円は80円95銭付近で推移。上海総合指数は、2163.68(前日比-0.03%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・米企業決算への警戒感や世界景気減速懸念が日経平均の上値を抑制
・航空機関連の一角や内需系銘柄に資金が向かう
・後場も内需・ディフェンシブ物色の広がりを見極めへ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 日銀金融政策決定会合(12日まで)
15:00 6月工作機械受注速報(5月:前年比-3.0%)
16:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

15:00 独・6月消費者物価指数確定値(前年比予想:+1.7%、5月+1.7%)