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2012年7月12日 フィスコ

NYダウのサポートと中国イベントに期待

 日経平均は大幅に続落。130.99円安の8720.01円(出来高概算18億4000万株)で取
引を終えた。5営業日続落だったこともあり、自律反発的なスタートとなった。しか
し、米株安が重荷になるほか、日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなか、直ぐ
さま下げに転じてしまっている。前引けにかけては6月の豪雇用統計が予想より弱い
結果だったこともキッカケとなり、じりじりと下げ幅を拡げた。
 注目された日銀の金融政策決定会合では、資産買い入れ枠の70兆円は変えずに、固
定金利オペを5兆円減らして短期国債を5兆円増やすなど、微調整にとどまった。た
だ、第一報を受けて為替市場ではドル・円が一時79円台後半まで円安が進み、これを
受けた株式市場も急速に切り返す局面もみられた。しかし、売り方の買い戻しなど持
ち高調整を誘うにとどまり、その後は大引けにかけてじり安基調が続いた。
 決定会合後の乱高下についてはアルゴリズムの影響が相当大きかったとみられる。
とはいえ、日経平均はNYダウ同様、サポートとして意識されていた25日線を割り込ん
でおり、ボトムを探りながらの不安定な相場展開が警戒される。NYダウは一目均衡表
の雲下限に到達しており、反発をみせられるかが注目される。米株が反発をみせられ
れば、再びPBR1.0倍を下回ってきたトヨタ<7203>など景気敏感セクターの主力銘柄へ
の押し目も意識されてくる。
 また、明日は中国の4-6月GDPが発表される。慎重な見通しがあるなか、これがアク
抜けにつながるかが注目される。これでボトムを形成できないと、週末には米国では
JPモルガン・チェースなど金融株の決算を控えていることもあり、様子見姿勢が強ま
る。
(村瀬智一)