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2012年7月18日 フィスコ

中国の弱い動きも、結局は欧州の落ち着きを待つ格好に

 日経平均は小幅に反落。28.26円安の8726.74円(出来高概算16億株)で取引を終え
た。米株高の流れを引継く格好となり、シカゴ日経225先物にサヤ寄せする格好から
続伸で始まった。米国では予想を上回る決算が相次いでいることが安心感に。また、
注目されていた半導体大手インテルの決算については、強弱入り交じりの内容だっ
た。しかし、市場が警戒されていたインテル・ショックへの不安は払拭された格好で
あり、ハイテクの一角には見直しの動きも。
 しかし、日経平均は25日線に上値を抑えられる状況が続き、次第に上値の重さが嫌
気されている。上海市場の弱い動きや為替市場での円強含みの流れがキッカケともな
り、後場半ば辺りには下げに転じた。その後もリバウンドの動きは限られた。規模別
指数では強含みだった大型株指数が下げに転じたほか、弱い動きが続いていた小型株
指数は下げ幅を広げていた。
 米決算が本格化するなか、金融株の予想を上回る決算内容や注目されていたインテ
ルの決算が通過するものの、反発力の鈍い相場展開が続いている。NYダウは25日線
がサポートとして機能する半面、日経平均は25日線がレジスタンスに。全体のを表す
TOPIXは9営業日続落となるなど、押し目買いを入れづらい状況である。
 米決算の効果が期待しづらいなか、中国の底打ちや金融政策への期待が高まりそう
である。しかし、中国の成長鈍化は欧州債務問題の影響が大きく、結局は欧州の落ち
着きを待つ格好になろう。小型株指数の下げが目立っていることや、仕手系材料株の
弱い値動きが散見されており、個人の需給動向も気がかりである。
(村瀬智一)