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2012年7月26日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~米追加緩和期待も欧州債務問題への警戒感は燻る

26日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:内需系中心だが、景気敏感株への短期的なリバウンドに
■外資系証券9社の注文動向:差し引き450万株の買い越し
■前場の注目材料:引き続き内需・ディフェンシブによる選別物色は主体に


■内需系中心だが、景気敏感株への短期的なリバウンドに

☆日経225想定レンジ:上限8460円-下限8360円

日経平均は米国市場の落ち着きもあり、急ピッチの下げに対する反動が期待される。
米アップルの時間外での下げの影響が警戒されていたが、ナスダックは小幅な下げに
とどまっており、アク抜けが期待されるところ。

また、米建機大手キャタピラーの予想を上回る決算がNYダウを押し上げる要因となっ
た。流れとしては内需系にシフトする状況ではあるが、ハイテクや機械など景気敏感
セクターの一角には買い戻しの動きが意識されそうだ。

そのほか米SNSゲーム大手のジンガが時間外で急落している。業績予想の下方修正が
嫌気されたようだが、上場後初の決算を控えているフェイスブックも連れ安してい
る。SNS関連への物色には慎重になる可能性もあり、ひとまず景気敏感株への短期的
なリバウンドに意識が向かいやすい面もありそうだ。

とはいえ、決算発表が本格化するなか、様子見姿勢は強いだろう。業績下方修正を発
表したキヤノン<7751>はADR(米国預託証券)で200円程度の下落となっている。欧州
の経済情勢や円高・ユーロ安の影響から慎重な見通しが相次ぐとみられるなか、アク
抜けをみせてくる企業が出てくるまでは、押し目拾いにも慎重になりそうだ。様子見
姿勢から市場参加者が限られているなかで、先物市場での大口プレイヤーの影響を受
けやすいとの声も聞かれる。薄商いのなか、先物主導で振らされる状況が、より参加
者を減らす要因になろう。

■外資系証券9社の注文動向:差し引き450万株の買い越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1000万株、買い1450万株、差し引き450万
株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

7月19日(木): 70万株の買い越し
7月20日(金):630万株の売り越し
7月23日(月): 40万株の売り越し
7月24日(火): 70万株の売り越し
7月25日(水): 90万株の売り越し

■前場の注目材料

・米追加緩和期待も欧州債務問題への警戒感は燻る
・ユーロ・円の円高は一服も、ユーロ高メリット関連の戻りは鈍そう
・引き続き内需・ディフェンシブによる選別物色は主体に

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 6月企業向けサービス価格
09:10 白川日銀総裁が都内で講演予定
11:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

08:00 韓国・4-6月期国内総生産速報(前年比予想+2.5%、1-3月期+2.8%)