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2012年7月27日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~ユーロ高メリット関連の動向に注目

27日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:景気敏感株への物色の持続性を見極め
■外資系証券9社の注文動向:差し引き110万株の買い越し
■前場の注目材料:ユーロ高メリット関連の動向に注目、SNS関連はフェイスブック
急落が重しにも

■景気敏感株への物色の持続性を見極め

☆日経225想定レンジ:上限8600円-下限8450円

欧州債務危機への懸念が後退したことを背景に、米国市場も大幅に上昇。この流れを
受けて、日本市場も買い先行のスタートとなろう。欧米市場では、欧州中央銀行
(ECB)のドラギ総裁が、ユーロを維持するためにあらゆる手段を尽くす、と発言し
たことが好感された。シカゴ日経225先物清算値は8500円を回復しており、これにサ
ヤ寄せする形から、日経平均は5日線辺りを捉えることになる。

ただ、オープニング・ギャップの形から、買い一巡後はこう着感の強い相場展開をと
みる向きが大勢だろう。昨日は金融や機械などを中心とした景気敏感株への買い戻し
がみられた。ただし、先物主導によるインデックスに絡んだ売買であり、持続性につ
いては見極めが必要であろう。また、日経平均は直近で400円超の下げとなっている
ため、調整トレンドのなかでの修正リバウンドであり、トレンド転換は期待しづらい
面もある。

まずは買い一巡後の景気敏感株の動向を見極めたい。金融への買い戻しが一段と強ま
るほか、ハイテク、自動車などの戻りがみられるようならば、修正リバウンドを想定
した物色が強まろう。また、欧米市場の上昇を背景に中国市場の上昇も期待されるた
め、中国関連として機械や商社株の動向にも注目。中国では追加景気対策への期待が
後退していることもあり、上海指数などが強含むようなら、安心感につながる可能性
はある。

市場参加者は限られており、決算発表が本格化するなかで様子見ムードもある。週末
要因で手掛けづらい状況でもあり、先物主導で振らされやすい面もあるが、景気敏感
株への物色が期待されるところ。一方、取引終了後に決算を発表した米SNS大手フェ
イスブックは、時間外取引でいったん上昇する局面をみせたが、その後は弱い値動き
となった。SNS関連など内需系には、利益確定に向かいやすいだろう。

■外資系証券9社の注文動向:差し引き110万株の買い越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1320万株、買い1430万株、差し引き110万
株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

7月20日(金):630万株の売り越し
7月23日(月): 40万株の売り越し
7月24日(火): 70万株の売り越し
7月25日(水): 90万株の売り越し
7月26日(木):450万株の買い越し

■前場の注目材料

・ECB総裁発言でユーロ・円は円安、米国株式市場は大幅上昇
・ユーロ高メリット関連の動向に注目、SNS関連はフェイスブック急落が重しにも

・政府が蓄電池や自家発電に税優遇との報道で、蓄電池関連などに関心が向かうか


☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 6月全国消費者物価コア指数(前年比予想0.0%、5月-0.1%)
08:50 6月小売業販売額(前年比予想:+1.1%、5月+3.6%)
08:50 閣議後、閣僚会見予定
11:00 藤村官房長官、定例記者会見