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2012年8月13日 フィスコ

今週の日本株見通し:欧州経済指標や国内株式市場の需給面などに警戒感残る

今週は国内機関投資家の夏季休暇入りが本格化、一段と売買ボリュームは低下する公
算。足元では、海外投資家の売り、国内投資家の買いの構図が鮮明化しつつあり、や
や需給面ではネガティブな方向となろう。市場回帰の海外投資家による戻り売り圧力
などが強まる可能性。

また、9月19日の日本航空再上場に向けて、個人投資家を中心とした換金売り圧力が
徐々に強まっていく可能性も高い。とりわけ、個人主導で上昇傾向が続いていた銘柄
などは、利益確定売りの対象となろう。決算発表も大方一巡、物色の手掛かり材料が
乏しくなることもマイナスに作用しよう。

沈静化している欧州債務懸念だが、今週はユーロ圏GDPやZEW景況感指数の発表なども
予定され、改めて景気の先行き懸念が強まる可能性もあろう。トロイカのギリシャ査
定発表、ドイツの憲法裁判所判断など、欧州でイベントが相次ぐ9月への警戒感が指
摘されてきている中でもあり、警戒感は高めたい処である。米国では、小売売上高や
景況感を表す指標が注目されるほか、アプライド・マテリアルズやウォルマート、デ
ィアなど、国内企業にも影響を及ぼす決算にも注目。

全般的にはディフェンシブに関心を移したいところだが、消費増税法成立で、今後は
公共事業の拡大が焦点にもなり、建設セクターなどにも関心を高めたい。