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2012年8月15日 フィスコ

低位材料株や中小型株による値幅取り狙いが中心

 手掛かり材料難から、日経平均は9000円手前レベルでのこう着が続きそうである。
欧米市場では独4-6月期国内総生産(GDP)や米国の7月小売売上高が市場予想を上回
ったことが好感された。しかし、夏休み休暇によって市場参加者が限られているな
か、NYダウは上げ幅を縮め、半導体関連の弱い値動きによってナスダックは下げに転
じている。シカゴ日経225先物清算値は大証比10円高であり、オープニング・ギャッ
プを伴う上昇も期待しづらいところ。
 ただし、8月SQ値(8914.81円)を上回っての推移が期待されるため、9000円との狭
いレンジながらも全体としては底堅さが意識される相場展開であろう。また、一目均
衡表では雲上限(8965.33円)での攻防が続いている。手掛かり材料に欠け、市場参
加者が限られるなかでは、雲上限の上値抵抗との意識は想定内。一方、遅行スパンが
7月以降の調整局面での実線を突破してくる形での上方転換シグナル発生が近づいて
いる。来週以降のテクニカル好転を意識した押し目狙いのスタンスが期待される。

 物色としては欧米市場の流れもあり、景気敏感セクターは手掛けづらく、内需系に
シフトしやすいであろう。とはいえ、ソフトバンク<9984>など高値更新が相次ぐな
か、過熱警戒感から積極的には手掛けづらい面もある。上値追いは慎重になりやす
く、景気敏感セクターの押し目拾いに向かいやすいであろう。そのほかは、短期的な
割り切りスタンスとして、仕手系色の強い低位材料株や、値幅妙味のある中小型株へ
の資金流入が活発化することになりそうだ。

 なお、14日のNY市場でダウ平均は2.71ドル高の13172.14、ナスダックは5.54ポイン
ト安の3016.98。ADRの日本株はトヨタ<7203>、デンソー<6902>、エーザイ<4523>が小
じっかり。半面、NTT<9432>、京セラ<6971>、コマツ<6301>が小安いなど、対東証比
較(1ドル78.75円換算)で高安まちまちだった。