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2012年8月20日 フィスコ

どの程度売買代金が膨れるかが注目される

 日経平均は小幅に続伸。8.66円高の9171.16円(出来高概算13億1000万株)で取引
を終えた。前週末の米国市場の上昇や足元での円高修正を手掛かりに、景気敏感セク
ターを中心に買いが先行。また、野村日本株投信の設定など需給要因も下支えとな
り、3ヵ月半ぶりに9200円を回復して始まった。
 しかし、買い一巡後は狭いレンジでのこう着が続くなか、上海指数などアジア市場
の下げや、為替市場でやや円高に振れてきたことなどが嫌気され、次第に利益確定の
流れに。さらに投信設定に伴う先物市場への需給も一巡とみられるなか、先物へのま
とまった売りなどから下げに転じる局面もみられた。
 日経平均は小幅に上昇したが、規模別指数では大型、小型株指数が下げに転じたほ
か、東証1部の騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めている。売買代金は7600億円程
度にとどまっており、やや予想外の少なさであった。明日以降、ラマダン明けでどの
程度売買代金が膨れるかが注目される。
 前週は米国市場の強い値動きや投信設定への思惑によるインデックス売買が日経平
均を押し上げていた。投信の需給期待が通過したため、資金流入が望めないようだと
材料株などによる短期的な売買に絞られる可能性がある。その材料株についても、や
や日替わり的な物色を意識した値幅取り狙いになろう。
(村瀬智一)