最新株式ニュース
2012年8月21日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~米アップルの時価総額が史上最大に

21日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:アップルや省エネなどテーマ物色に
■外資系証券9社の注文動向:差し引き50万株の売り越し
■前場の注目材料:米アップルが連日過去最高値を更新、時価総額は史上最大に


■アップルや省エネなどテーマ物色に

☆日経225想定レンジ:上限9250円-下限9150円

こう着感の強い相場展開が続きそうだ。欧州では欧州中央銀行(ECB)が積極的な国
債買い入れに踏み切るとの一部報道に対し、ドイツ連銀が反対する立場をあらためて
表明したことで期待感が後退する格好となり、銀行株が総じて軟調だった。米国では
年初来高値に接近するなか、利益を確定する動きが優勢だった。シカゴ日経225先物
清算値は大証比変わらずの9190円であり、手掛けづらい展開になろう。

また、前週は米国市場の強い値動きや投信設定への思惑によるインデックス売買が日
経平均を押し上げていた。昨日20日で投信の需給期待が通過したため、手掛かり材料
難にもなる。東証1部の売買代金が連日で1兆円を下回る薄商いのなか、資金流入が望
めないようだと材料株などによる短期的な売買に絞られる可能性がある。その材料株
についても、やや日替わり的な物色を意識した値幅取り狙いになろう。

今週は欧州各国の首脳会談が予定されているが、期待感よりは慎重姿勢が高まってき
ている。また、上海指数の弱い値動きなど中国の景気懸念も強い。そのため、全体と
して景気敏感セクターは手掛けづらく、内需系にシフトしやすいだろう。


材料系については米アップルの連日の最高値更新を背景に、アップル関連・スマート
フォン関連といったテーマ銘柄への物色が期待される。そのほか、経産省は来年度か
らマンションに住む一般家庭の節電を支援する方針が伝えられている。空調や照明の
電力を管理するシステムの導入費用を最大で半額補助すると伝えており、省エネ関連
への材料株物色の流れが強まりそうである。

日経平均は9200円近辺でのこう着となろうが、戻り高値を更新し3ヶ月半ぶりの水準
を回復。目先的な達成感のほか、テクニカル面では過熱感も意識されるため、想定内
の一服といった見方であろう。

■外資系証券9社の注文動向:差し引き50万株の売り越し

朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り850万株、買い800万株、差し引き50万株
の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

8月14日(火): 90万株の買い越し
8月15日(水): 10万株の売り越し
8月16日(木):560万株の買い越し
8月17日(金): 60万株の売り越し
8月20日(月): 30万株の買い越し

■前場の注目材料

・ドイツ連銀などが否定的な見解も、ECBの国債買い入れ計画への期待感は根強い

・米アップルが連日過去最高値を更新、時価総額は史上最大に
・経産省が節電マンションに補助と伝わり、省エネ関連にテーマ物色が向かう可能性


☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定
11:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

10:30 豪準備銀行8月定例理事会議事要旨公表