最新株式ニュース
2012年8月27日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、オリンパス、関西電力など

シャープ<6753>:198円(前週末比+6円)
買い先行。一部報道では、堺ディスプレイプロダクトが米ビジオやソニーから大型液
晶パネル130万台を新規受注とも伝わっている。今後の稼働率上昇に対する期待感が
高まる流れにもなっているようだ。また、主力2行は2500億円規模の追加融資を実行
する方向で固まったとされているほか、生保大手4社では合計1000億円の支援要請に
応じる構えとも報じられる。加えて、鴻海からの出資比率は9.9%のままにして、買
い取り価格を見直すとされており、一段の希薄化懸念なども低下する格好に。


オリンパス<7733>:1550円(同+54円)
買い優勢。情報通信子会社であるITXを日本産業パートナーズに売却すると発表して
いる。事業売却によって、自己資本比率は2.2%から3.5%程度まで回復するもよう。
ITX売却の方向性は織り込まれていたとみられるが、ゴールドマン・サックス(GS)
では、譲渡金額530億円を基にしたバリュエーションはティーガイア<3738>などを上
回る水準であり、想定よりも金額は大きく、ポジティブとの見解のようだ。


関西電力<9503>:658円(同-39円)
売り優勢の展開。中間配当を見送る方針と報じられている。7-9月期も大幅な赤字計
上が避けられず、今後の業績の回復メドも立たないためとされている。今期の無配転
落リスクは相当程度織り込まれていたと見られるが、先週末にはゴールドマン・サッ
クス(GS)の格上げで株価の上昇が目立っており、利食い売りの動きを早めさせる状
況にも。なお、中間期の無配転落は32年ぶりとなるもよう。

グリー<3632>:1364円(同-15円)
売り優勢の展開。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」へ格下げ、目標株価も
2800円から1900円へと引き下げている。海外展開加速に向けた費用増加で、短期的に
収益性が低下するとみられ、先行投資に見合った収益増が確認できるまでは


ツガミ<6101>:638円(同+12円)
反発。米紙では、新型iPhoneは9月12日、iPad Miniは10月に発表される見込みと報じ
ている。また、iPhoneの知的財産権を巡る訴訟において、サムスン電子が複数の特許
を侵害したとの判決も伝わっている。これらを受けて、アップル関連の一角として関
心が高まる状況にもなっているようだ。足元では受注の伸び悩みが警戒視されてきた
が、新製品発売に伴う今後のアップル向け受注の再拡大などに期待感も。


ユナイテッドアローズ<7606>:2294円(同+80円)
大幅反発で年初来高値を更新。勝ち組の衣料品関連株として関心が高まっているよう
だ。ジーンズメイト<7448>や西松屋チェーン<7545>など8月の既存店増収率が久しぶ
りの高水準になっている銘柄が多く、気温上昇に伴う関連各社の販売好調が意識され
る状況に。来週に8月の月次動向を発表する同社にも先回り買いの動きが先行へ。


シスメックス<6869>:3710円(同+165円)
大幅反発で年初来高値を更新。上値余地の広がりから、買い戻しの動きなども強まる
格好となっている。先週末にはシティが新規に買い推奨としており、一段の評価の高
まりなどにもつながっているようだ。シティでは、中国の成長、米国市場でのシェア
向上、新製品のグローバル展開はこれからが本番、今後も加速していくとみられ、成
長企業としての評価余地は依然残っているとの評価。

夢真HD<2362>:240円(同+13円)
買い先行。13年9月期営業利益が、今期見通し比5割増の20億円程度になりそうだと報
じられたことが買い材料視されている。足元では首都圏を中心に住宅着工の増加に伴
って派遣需要が好調であるほか、震災後の復興需要を支えにビルやマンションなどの
民間工事が増えており、来期は復興需要が本格化する見通しと。四季報予想では14億
円が見込まれており、想定以上の増益観測報道を評価する動きに。

東ハウス<1873>:336円(同-35円)
下げ目立つ。24日の取引時間中に、準耐火建築物に関する不適合施工について発表し
たことが嫌気されている。建築した準耐火建築物の全棟で緊急調査を行った結果、そ
の他の227件についても不適合施工の可能性があると。今後は国交省や特定行政庁の
指導のもとで改善措置を実施するもようだが、現時点で業績に与える影響は不明とし
ており警戒感が先行へ。

キタック<4707>:290円(同+80円)
急伸となりストップ高まで。先週末に第3四半期決算を発表し、11年11月-12年7月期
営業利益が前年同期比6.7倍の2.0億円と大幅増益となったことが評価材料視されてい
る。通期計画の1.4億円を大きく上回り、上方修正期待も高まる状況に。なお、受注
高についても、前年同期比12%増の15.3億円と高水準となっている。

アイレップ<2132>:255800円(同+30300円)
反発。先週末に、期末の配当予想を1500円から3000円へと増額修正すると発表したこ
とが好感されている。記念配当を1株当たり1500円実施することが背景。また、同社
は9月末をもって1:500の株式分割を実施(同時に1単元の株式数を100株に変更)予
定となっており、相次ぐ株主還元策が前向きに評価されている。

リブセンス<6054>:3210円(同+110円)
続伸となり、現時点でマザーズ市場において売買代金トップとなっている。ジャスダ
ック市場では3Dマトリックス<7777>が売買代金上位で強い動きとなるなど、昨年末
上場で値動きの軽い銘柄に短期資金が向かっているようだ。また、ワイヤレスG
<9419>やEAJ<6063>など、直近IPO銘柄の上昇も目立ち、相場全体にこう着感が
強まる中で値動きの軽さをハヤした物色が中心に。